犬・猫の寿命が大幅延びる
2004年 09月 07日
ペットの犬と猫の平均寿命がこの10年余で大幅に延びている。東京農工大大学院の林谷秀樹助教授(獣医公衆衛生学)らは、全国の121動物病院で2002年8月-03年7月に死んだ犬約3200匹と、猫約1700匹の年や死因の調査を3回目行いました。
その結果(1990-91年の第1回調査から)
犬の寿命は3才以上延び⇒11.9歳
猫の寿命はほぼ2倍延び⇒9.9歳
犬の死因は
感染症が30%⇒8%に激減
フィラリアは18%⇒3%にこれもまた激減
犬のワクチン接種率は40%にすぎなかったが、今は70%に上昇している。
猫の死因は
猫の感染症も25%⇒16%に減少
寿命が大幅に伸びた要因は
東京農工大大学院の林谷助教授は「昔は番犬として屋外で飼われていたのが、今は血統書付きをペットショップで購入し、ワクチンも接種済みというケースが多いこと、そして飼い主がペットの異常に気付き、すぐ動物病院へ受診するようになったこと」を指摘としている。また、感染症を抑える薬やワクチンの普及に加え、自然食や栄養バランスを考えたペットフードの効果もあるのではないかという専門家もいます。
(*^・ェ・)ノ これからの課題は長寿化に対応できる福祉や介護施設でしょうか