病室による回復力
2004年 09月 06日

ロジャー・ウィルリッヒ博士は
窓ごしに樹木が見える景色いい部屋に入院した患者と、レンガ壁しかみえない病室の患者との回復の様子を比較研究しました。
その結果
景色の悪い部屋に比べ、外の樹木のみえる部屋の方が回復が早いことがわかった。
入院中に取り乱した回数の比較
景色のいい部屋の患者・・・・・・・・・・ 平均1.3回
レンガ壁しか見えない部屋の患者・・・・平均3.96回
実に3倍のひらきがあります。
退院までの日数の比較
景色のいい部屋の患者・・・・・・・・・・ 平均7.96日
レンガ壁しか見えない部屋の患者・・・・平均8.7日
明らかに景色のいい部屋の患者の方が精神的に安定し、回復力も、はやいのはわかりますが、わかっていても、入院時に患者の方からVIPでもない限り、部屋の希望はほとんど聞いてもらえないもの。病室に恵まれない時は、野を感じさせる花束を飾るなど、お花を絶やさないであげる工夫をしてみてはいかがでしょうか。
