カバの面白い生態
2004年 08月 27日

カバのこと知ってますか?
カバはアフリカの川や湖、沼などで20~30匹くらいの群をつくって生活しています。頭胴長3.5~4.6m、体重はときに4tと、地上ではゾウに次いで大きくなる動物の一つです。
鼻は開閉自在で、最長5分ほどは潜水していられます。昼間は水中で目と耳、鼻だけを空中に出して休んでいますが、夜間は陸に上がって草や木の根などを食べます。
面白い生態について
糞をするとき、尾を使ってまき散らします。それは糞をなわばりのしるしにしているからなのです。皮膚は見た目よりも乾燥に弱く、これを保護するために、俗に「血の汗」などと呼ばれる、赤みを帯びた粘液を体表から分泌し乾燥から身を守っています。
温和な動物?
カバはのんびりしていて温和そうなイメージがありますが、子供のカバを襲おうとしたワニが母カバの怒りをかい、噛まれ真っ二つになってしまったというケニアの国立公園の管理人のぞっとするようなエピソードがあります。温和どころか獰猛な(どうもう)動物なのです。
優劣は何で決まる?
口をどれくらい大きく開けることができるかなんです、ボスになるにはどのカバよりも大口を開けられることなんて面白いですよね。
大口を開けて見せるのは?
眠くてあくびをしているのではなくて、敵に対する威嚇なのです。口を大きく開けることで体を大きくみせて、敵をけん制し、自分の縄張りに入ってきた他の動物を追い払うためなのです。また交尾期に雌の前で大口を開くのは、これは求愛のデモンストレーションなんですよ。

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