ほうれん草の噂の真相
2004年 08月 25日

という噂を聞いたことありますよね。この根拠はほうれん草にシュウ酸が含まれていて、これがカルシウムと結びつき、腎臓や尿路に結石をつくるという事からで、確かに動物実験で証明されています。
その実験結果から、「ほうれん草は食べ過ぎなければ結石の心配はない。」と言われるようになったのですが、「食べ過ぎなければ・・・」と付け加えています。しかし「食べ過ぎって・・」て曖昧さが残る表現ですよね。
そこで調べてみると・・・
「食べ過ぎな量」とは、生のほうれん草500g~1kgのことで、それも毎日、食べ続けなくては結石ができる危険性はほとんどないのです。ですから、気にしなくていい噂であったわけです。

しかし心配すべきは硝酸態窒素です。
最近のほうれん草は多肥栽培から、ビタミン含有量が驚くほど少なく、硝酸態窒素が増加したものが出回っています。この硝酸態窒素というのは私たちの体に有毒です。
高濃度に硝酸態窒素を含むほうれん草をたんぱく質と一緒に食べると、アミノ酸と結合してニトロソアミンという発ガン性物質に変わってしまい、また血液中でヘモグロビンと結合し酸欠状態にもなりうるのです。
料理番組で「ほうれん草は、ゆでないで電子レンジを使った方がビタミンの損失も10%程度に抑えられます」と勧めているのですが、ゆでないということは、シュウ酸や硝酸が取り除かれていない状態です。
ほうれん草からこの硝酸態窒素を除くにはあく抜きが必要です。熱湯に通すと、もう一つの有害成分であるシュウ酸とともに硝酸態窒素もゆで汁の中に溶け出して抜くことができます。シュウ酸など半分に減少するのです。
(*^・ェ・)ノ 電子レンジでほうれん草のおひたしを作るのは避けるべきです。

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