カタツムリの面白い生態
2004年 08月 20日
カタツムリとナメクジはよく似ているので、殻を外したら、ナメクジになると考えてしまいがちですが、別の生き物です。
カタツムリはヤドカリのように殻を背負っているわけではなく、殻は体から染み出した石灰分でつくられ、体にくっついているので無理に引っぱり出せば死んでしまいます。また、(人間で言う)血も流れていて、傷つけば血が流れるのですが透明なので見えないのです。
興味深いのが交尾・産卵です。カタツムリは雌雄同体でなのですが、二匹でないと交尾はできません。では、交尾した後、二匹のうちどちらが産卵すると思いますか?
交尾はお互いが細い管(陰茎)を相手に挿入し、精子を注入します。そして交尾した両方で産卵するのです。
両方で産卵が行なわれるのは、移動範囲が狭く、他のカタツムリと出会う機会が少ないことや、産卵しても成長し、親になれる可能性が低いので、より確実により多くの子孫を残すためのDNA戦略と考えられています。
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