蝶⇒食欲・・性欲・・も色しだい (゚゚;)エエッ
2004年 08月 19日

色に対する実験で、モンシロチョウの入っている、金網のケージに砂糖水を漬した脱脂綿を入れてみました。モンシロチョウは砂糖水が染み込んでいる、脱脂綿が無色であると蝶は無反応だったのです。ところが紫や黄色の紙を見せると、ただちに飛んで行き、摂食行動を始めました。
興味深いのが緑色の対するモンシロチョウの反応で、緑色の紙には飛んでくるのですが、口吻は伸ばしておらず摂食行動はしませんでした。緑色に触発されないのですが、緑色を好み、緑色の多い場所を飛ぼうとするのだそうです。
また黄色と紫外線の混合色は、雄のモンシロチョウの性行動を触発し飛んで行き、それに向って腹部を曲げ、しきりに交尾しようとするのだそうです。それも色紙とですよ。雄蝶にとってこの色の(黄色と紫外線の混合色)色紙は雌のモンシロチョウと等価値であり、あきらめず無駄な交尾の努力を続けるのです。この性行為も生得的なものなのです。
アゲハチョウの場合は赤色によって摂食行動が触発され、雄の性行動は黒とある種の黄色の縞模様(しまもよう)によって触発されます。また多くの蛾の場合は色でなく、性フェロモンの匂いによって触発され、この匂いのない雌にはなんの反応も示さないのだそうです。
(*^・ェ・)ノ 人間の性行動を誘う色は男性には赤、女性は紫だそうです♪