★『動物の母性愛』はそれは人間の考えたある種の幻想??
2009年 08月 29日

人間の考えたある種の幻想?
動物学者の日高敏隆先生は「動物行動学では母性愛というのは否定的である」と言う。要するに自分の血のつながった子孫をとにかくたくさん残したいから一生懸命育ているだけ、母性愛でなくそれは『母親のエゴ』であると。
例えばネコが4匹ぐらい子を産み、その中で1匹だけ虚弱だったりすると、たいてい母ネコは虚弱な子ネコには乳をやるどころか、与えずに飢死させ、その子ネコを食べてしまったりする。それは育たないであろう子にミルクを与え続けることは無駄であり、餓死させ食べることで栄養を摂り戻し、丈夫な子ネコを育てる、子孫繁栄のための本能であり、母性のかけらもみられない。動物の母性愛など人間の考えたある種の幻想に過ぎないと日高先生は著書で語っています。

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