モンシロチョウは赤い花が見えない (゜゜;)エエッ
2004年 08月 19日

前回、蝶は花の香りや蜜にひかれて飛んでくるのではなく、花の形や色ひかれていると書きましたが、一番要因は花の形でなく、色なのです。その上に立体的で複雑な花の形であれば、なおさら好まれるというわけです。
今日は、その『蝶と花の色』についてのユスクル氏による面白い話を書きます。
童話や詩の中で、赤いチューリップの花の上を乱舞するモンシロチョウの挿絵(さしえ)を見たことある方、結構多いと思うのですが、あれは空想であり、真実ではないのです。ただ赤い花に黄色のおしべが見えているようなら、話は別ですが・・・。
モンシロチョウには好きな色があるのです。それは紫・黄色・青などで、黄色よりも波長の短い色なのです。赤い花に飛んでくるはずがないのは、実は赤色はモンシロチョウには見えないのです。赤はまさに漆黒の闇であり、赤い花の上を乱舞するモンシロチョウなど幻想にすぎなかったのです。
人間は赤までの色彩を見る事ができますが、それよりも波長の長い色や波長の短い紫外線は見る事はできません。しかし蝶には紫外線の一部も見えていたりするのです。
しかし、全ての蝶が赤色が見えないわけではありません。赤色が見えるグループと見えないグループが存在し、アゲハチョウなど赤色が見えるグループに入り、赤いつつじの花を好んでいるそうです。なのでアゲハチョウが赤い花の上を乱舞する光景はありえるわけです。
(*^・ェ・)ノ モンシロチョウにとって赤色は闇だったのです。
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