飲むだけで筋力増強させる夢の薬?
2004年 07月 31日
研究はカルモジュリン依存性プロテインキナーゼ(CaMK)というタンパク質を過剰に生成する遺伝子を持つマウス数匹を作り、その細胞状況の観察をするものでした。
その結果、CaMK値の高いマウスは、筋肉細胞内にミトコンドリアを通常より多く作り出し、「遅筋」と呼ばれる、持続性のある活動に使われる筋肉細胞で、マラソン走者などに要求されるタイプの細胞の増加が、また短時間の瞬発力を生み出す「速筋」についても、ミトコンドリアの数が増加が観察されたのです。これは非常に激しいトレーニングをの際に起こる現象とよく似ているとウィリアム博士は言う。
また、ミトコンドリアを多く含む筋肉細胞は、長時間にわたってより多くの仕事をこなすことができ、(筋肉細胞内の)ミトコンドリアの数は、身体トレーニングによって増やすことが可能なそうです。
この研究は、心臓病疾患などを抱えていて、あまり運動できない人々の健康増進を目的で行なわれました、研究が進めば、たとえ運動できない人でも定期的に運動するのと同じ効果が得られるような薬を開発でき、心臓や肺に疾患を抱える患者の助けとなり、成人期発症糖尿病の危険性を減らすかもしれない。また反面、運動選手の筋力増強にもなるので、薬物濫用を招く恐れもあると、ウィリアムズ博士は言っている。
(*^・ェ・)ノ 夢の薬が世に出る日も近いのかも?
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