小鳥の歌の秘密
2004年 07月 29日
また、鳥の雄雌の脳に形態的な違いがあることがArnold 教授(カリフォルニア大学)とNottebohn氏 (ロックフェラー大学)の研究で明かになりました。鳥は生殖腺が発達する繁殖期になると、雄鳥は歌を歌いますが、雌は歌いません。というよりも、歌いたくても歌えないのです。
その上、日本語や英語など違った言語があるように、十姉妹(ジュウシマツ)の歌とキンカチョウの歌も異なり、野鳥の歌には、地域による方言によって歌われているのです。
歌も育った環境に左右され、十姉妹に育てられたキンカチョウのひなは、十姉妹の歌を歌うようになり、テープに録音された歌でも歌うことができ、すべての鳥と隔離して育てるとおかしな歌を歌うようになるのです。歌の習得は生後50日なので、その期間にお手本となる歌を聞く必要があるのです。
では、数種の鳥の歌を録音したテープを聞かせると、どうなるのでしょう?
なんと自分の種の歌を選んで歌うそうです。どうやら生まれつき、脳に自分の種の歌のパターンをもっているようです。その点ではバイリンガルになる人間とは違いますね。
(*^・ェ・)ノ バードリンガルも作ってほしいな!
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備考:小鳥 歌 鳥 十姉妹 キンカチョウ 脳 規則性