サバイバル昆虫食について
2004年 07月 28日
タイなど、国によっては昆虫は人々の食卓にかかせないものとなっています。世界には1462種もの食用昆虫がいます。昆虫は低脂肪(7~9%)、高タンパク(60%以上)の素晴らしい栄養源がありますが、見かけが醜くかったり、色合が派手で有毒のもの、寄生虫がいるものもおり、注意して食べなければ病気になってしまいます。
☆昆虫に含まれるタンパク質(体重に占める割合)(アメリカ軍の資料)
みみず・・・・・・・・・・70%
蛾(が)・・・・・・・・・・63%
ハエの幼虫・・・・・・42%
バッタ・・・・・・・・・・・・24%
幼虫全般・・・・・・・・23.1%
シロアリ・・・・・・・・・23%
アリ・・・・・・・・・・・・・18%
コオロギ・・・・・・・・・12.9 %
できるだけ、タンパク質の含有量の多いものを取りましょう。
調理のヒントですが、内臓をきれいにしてから、一日置き、殻や頭部を取り去り、形が分からないようにして弱火での煮込みにすることです。そして注意すべきことは死んだ虫や角(カブトムシ)やぎざぎざとして固い部分は絶対口にしないことだそうです。
・うじー煮れば美味しい。
・蛾や毛虫ーあぶり焼きに。
・さそりー針をとってあぶり焼きに。
・蜂やすずめ蜂ー毒を分解するために充分に煮る事です。
・ゴキブリー内臓を取っても悪臭がひどくお勧めでないそうです。
☆その栄養価についてですが、(アメリカ農務省からの報告資料)
(100gあたりの)カロリー・・・・・・・・・・脂肪・・・・・・・・・・タンパク質
シロアリ・・・・・・・・・350・・・・・・・・・・・・・28・・・・・・・・・・・・23
(鶏肉・・・・・・・・・・・297・・・・・・・・・・・・ 25・・・・・・・・・・・・19)
蛾(ガ)・・・・・・・・・・265・・・・・・・・・・・・ 15・・・・・・・・・・・・63
バッタ・・・・・・・・・・・200・・・・・・・・・・・・・・8・・・・・・・・・・・・・24
高タンパク、低脂肪であることわかるでしょ。イギリス人のある科学者は『うじ』こそ、人類に残されてた貴重なタンパク源と考え、食料にする技術を開発したのですが、平時に食べる人は皆無だったので、家畜の飼料になったそうです。「死ぬか生きるか」という状態でないとそう簡単に食べられる物ではありませんよね。
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