『ファインディング・ニモ』、カクレクマノミの面白い生態
2004年 07月 27日
このカクレクマノミの生態が面白いのです。カクレクマノミの集団の中で、メスが死んだり、いなくなってしまった場合、残されたオスばかりでは、繁殖する事が出来なくなってしまいます。これはクマノミの進化という観点で、不都合なことになり、このような事からクマノミ類はこの「性転換」を、進化のために自分たちで変えたと言われています。
今、約300種類の魚が性転換することがわかっています。その中には川魚も含まれています。雄から雌へ、雌から雄へと性転換のきっかけも環境によるもの、年や体の長さによるものなど、魚によって違います。
さらに、卵巣と精巣を同時に持って卵と精子の両方を作り、卵を産む相手と交代で卵と精子を出し合う魚もいます。このように魚の性にも色々なバリエーションがあるのだそうです。
そう、ニモのパパはママにもなれちゃうのですよ!
最後に『カクレクマノミ』は、映画「ファインディング・ニモ」で人気者になったことで乱獲され、絶滅の危機に瀕しています。その愛らしい姿をご自分の水槽で眺めたい気持ちもわかりますが、できれば自然環境の中で生き続けさせてほしいと思います。
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