色鯉の花子ちゃんは226才・・・魚の寿命とは?
2004年 07月 18日

一般的には鱗(うろこ)、耳石(じせき)、背骨、ひれすじなどに出ている年輪から魚の年齢は探られているのです。特に鱗の年輪から調べる方法は300年の歴史があります。しかし鱗の年輪から読み取れるのは、水温に四季の変化がある温帯魚で、それも成長が盛んな若い時期だけなのです。それを過ぎると年輪から、ほとんど読み取れなくなってしまいます。(*耳石とは魚には耳はないが人間でいう耳の位置に存在する石のこと)
長命な魚は大きく成長する種類で、活発に泳ぎ回るよりも動かずに暮らす魚の方が長生きなのです。1935年のイギリスの動物学雑誌に、鱗や耳石、放流や飼育記録から調べた、数十種類の魚の最高齢が報告されました。(下記の報告は一部です)
なまず ・・・・・・・・・・・・60年
ヨーロッパうなぎ ・・・55年
アメリカうなぎ・・・・・・・50年
鯉・・・・・・・・・・・・・・・・・・47年
チョウザメ ・・・・・・・・・46年
マイワシ・・・・・・・・・・・・5,6年(他にマアジ、マサバ)
真鯛・・・・・・・・・・・・・・・・15年
鯉、うなぎ、なまずは50年、60年生きたという話は珍しくなく、特に池などで飼われていた鯉は長命な記録をもつものが多い。日本にも岐阜県東白川村に1977年まで7世代の家族に飼われ、226才になった『花子』という名前の色鯉がいたのですよ。
近年、水族館の設備が向上したことで、長命記録に残る魚も増えてきています。えさの心配や外敵への不安はないが、狭い水槽の中の生活でストレスどうなのだろうか?ストレスを緩和できる順応性が備わっている魚もいるのだろうか?そんな疑問は残るものの、7世代の家族に飼われ長寿をまっとうした『花子』ちゃんには驚かされる。
(*^・ェ・)ノ 魚は長命と自由をどちらを望むのだろうか?

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