★観測衛星「ひので」を使い太陽コロナ超高温の謎に迫る(゚゚;
2007年 12月 12日


太陽コロナ超高温の謎に迫る!!
2007.12.7
(asahicom)
昨年打ち上げられた太陽観測衛星「ひので」を使い、宇宙航空研究開発機構や国立天文台、京都大などが、表面より上空が高温である太陽の謎の解明につながる現象を観測した。ひのでの成果を特集した7日付米科学誌サイエンスで発表する。
太陽の表面温度は約6000度だが、上空の大気(コロナ)は100万度以上に達する。なぜコロナが極めて高温になるのかは長年の謎だった。
国立天文台の岡本丈典・特別共同研究員らは、大気に浮かぶ約1万度のガス(プロミネンス)に着目。動きを調べて、太陽表面からのびる磁力線に沿って、秒速1050キロ以上で進む波動「アルベン波」を見つけた。
この波動は存在が予言されていたが、太陽で観測されたことはなかった。 一方、柴田一成・京大教授らは、表面のいたる所で頻繁に噴出する「ジェット」を観測した。表面で生じる強い磁力線にくっついて動くガス粒子が、エネルギーを得てジェットになるらしい。
このエネルギーをアルベン波が表面から上空に運び、コロナが加熱されて高温になっている可能性が考えられるという。

TOP
最新のトリビア記事を読む