★太陽観測衛星「ひので」が初めて「太陽風の源」をとらえる!!
2007年 12月 07日
太陽風の源をとらえる!!
2007.12.7
(yahoonews)
太陽を覆う高温のコロナから、オーロラの発生や通信障害の原因になる太陽風が吹き出す様子を、太陽観測衛星「ひので」の観測チームが初めてとらえ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の坂尾太郎准教授らが7日発行の米科学誌「サイエンス」に発表した。
100万度以上のコロナを観測できる「ひので」のX線望遠鏡で、明るく輝くコロナの活動領域と、磁力線が惑星間空間に伸び出す領域とされるコロナホールの境界部を観測。活動領域の電離ガス(プラズマ上昇流)が太陽風となって、磁力線に沿って放出される様子を撮影した。
主に水素の電離ガスから成る太陽風が、太陽のどこから吹き出しているかは、これまで謎だった。今回の成果は、太陽風が超音速に加速されるメカニズムの解明や、衛星通信の障害となる磁気嵐を予測する宇宙天気予報の精度向上などが期待されるという。
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