日本一自殺率の低い徳島の県民性を探る
2004年 07月 13日

そんな中、5年ごとに厚生労働省が発表する「都道府県別生命表」によれば、自殺率が日本で一番低いのは男女とも徳島県だった。なぜ日本一自殺率が低いのかを探ってみたい。
徳島は阿波踊りで有名なこともあり、踊り好きで遊んでばかりの楽天家なイメージを受けるが、とんでもない、NHKの県民意識調査で『働くことは辛いことだと思う人』のランキングが意外にも46位と低く、全国でも有数の働きものが多いのだ。
所得では全国で30位なのに、1人あたりの預貯金残高は、なんと5位(ベスト5)。これこそが知られざる徳島県民性だ。年に1度の阿波踊りのためにも、懸命に働き、無駄な出費も抑え、コツコツと貯蓄しているらしい。
また、太平洋と瀬戸内海という2つの海に面している土地柄から、底抜けに明るく、開けっぴろげで好奇心旺盛な気質を持っている。女性は働き者が身持ちもよいのだが、男性はどちらかと言えば南国特有の怠け者であり、バクチ好きで酒も強く、女遊びも大好きだった。
ところが、尾張から殿様がやってきたものだから、遊びほうけてもいられなくなり、明治維新までほぼ300年近く、倹約を強いられつづけ、そのストレスを一気に発散させる場としてうまく機能したのが『阿波踊り』だった。年々盛大になっていったのも、藩が貯蓄した富を、阿波踊りにつぎ込んだからだ。この頃から、お金を貯めることより、使うことに喜びを感じる気質が育まれてきたのだろう。
また全国一の仏壇生産量、(NHKの意識調査で)全国一、空海が開祖の「真言宗」の信者数を誇る県である。その上、4国88ヵ所の霊場のうち、24ヵ所が徳島にあるのだ。それなのに信仰心はそれほど強くないらしい、これもまた徳島県民性なのです。
(*^・ェ・)ノ やはり自殺率が日本一低いのは県民性にあるような気がしますが、皆さんはどう思われました?良かったらコメントを下さいね!

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