植物の不思議ーなぜヒマワリは東を向いて咲くのか(゚゚;)?
2004年 07月 08日

ヒマワリはアメリカ原産の植物で、コロンブスがアメリカ大陸を発見したあと、スペイン人がヨーロッパに持ち帰り、世界中に広がりました。ヨーロッパに渡った頃、この花は『太陽の動く方向に首を回す不思議な花』だという噂が広がり、この植物を『太陽について回る花』と呼ぶようになったそうだ。それがヒマワリの名前の由縁なのです。特に黄色く大きな花から太陽を連想したのかもしれない。
オーストラリアのラング・ベック両氏はヒマワリの首振り運動を毎日丁寧に観察し続けた。その結果は「ヒマワリは芽生えた時だけでなく、蕾をつけた後も依然として太陽を追って首を振っている。しかし、蕾の中に黄色の花弁がちらほらと見え出す頃から、西方向への首振り角度が日に日に小さくなり、首振り幅をだんだんと小さくしながら、花はどんどん東へ傾く。そして完全に開いた頃には、花は東を向いたまま運動をやめてしまうのである。」
ではなぜ咲いているヒマワリは一日中、東を向いているのか(・_・?)
ラング・ベッグ両氏の論文によれば、東に向いて咲く性質はヒマワリのとって、たいへん好都合なものだと書かれています。まず、花が上を向いていると日光がまともに当たるために、花の温度が横を向いている時よりも3~8度も高くなる。このように温度が高くなることは受精や結実には不都合である。しかしその意味では横を向いてさえいれば、西・東どちらでもよいはず、むしろ北の方が一番良さそうなもの。
なぜ東を向くと都合がいいのか(・_・?)
東を向いていると朝日があたり、夜露が早く乾燥するので、病原菌の蔓延を防ぐ事ができるからだ。と両氏は言う。また花が横を向いていることは雨を避け、花の温度を下げることにも役立っているのだそうだ。
*ここで述べているヒマワリは写真のような1つの花が咲くタイプのことです。
(*^・ェ・)ノ 季節の花、ひまわりのトリビアでした!!

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