拡大進化する『ゲーム脳』、携帯メールでも脳が壊れる!?
2004年 07月 05日

携帯メールで脳波の低下が見られることを森教授が発見した。国内の高校生約100人の脳波測定を実施。この結果、携帯電話のメール機能を頻繁に利用している高校生の脳波が一様に低下し、ゲーム脳と同じような症状をみせていることが発覚した。
森教授が調べた携帯メール利用者のケースには、テレビゲームは一切やっておらず、携帯電話でメールを毎日1時間程度入力するという女子高校生がいた。この女子高校生は、携帯メール利用時にβ波がほぼ半減しているという。
また共同開発している脳波測定装置で携帯メールを利用している女子高校生を測ったところ、抽象的な思考を司る右脳の脳波低下が著しいことも判明したという。中には1日10時間も携帯でメールをやりとりしているというケースもあり、この高校生は右脳だけでなく、計算などデジタルな働きを持つ左脳の脳波も下がってしまっていたという。
森教授は、「携帯メールの場合、パソコンなどでメールを入力する場合と違い、短い簡略化された文章を入力するだけ。文章を作るというよりは、決められた手順で文字を入力するということが主眼となっている。その操作は、反射神経型のゲームの操作に近いこともあり、ゲーム脳の症状がみられるのではないか」と考察している。
クリックをよろしくお願いします!

