サボテンの実が二日酔いに高い効果
2004年 07月 02日

その試験は、医学部の学生64人(21~35歳)に協力してもらい、「二日酔い実験」を2週間間隔で2回実施しましたた。学生らは2回の実験のうち1回はサボテンエキス、もう1回は外観がそっくりなプラセボ(偽薬)を、お酒を飲む5時間前に飲んもらったのです。
2回の実験に参加した55人についてデータを解析すると、お酒を飲み終わった直後の血中アルコール濃度は、サボテンエキスを飲んだ時とプラセボを飲んだ時で差がなかった。ところが、吐き気や口の渇き、頭痛などで評価した「二日酔いスコア」は、サボテンエキスを飲んだ時では少し低かったのです。
さらに、二日酔いの重さは、肝臓などの炎症を表すC反応性たんぱく質(CPR)という検査値と強い関連性があり、サボテンエキスをあらかじめ飲んでおくと、翌朝のCPR値がプラセボを飲んだ時より3割近く低いことが判明しました。
サボテンエキスには、熱ショックたんぱく質という、強いストレスがかかったときに作られるたんぱく質の産生を抑える作用があり、大量のアルコールという“ストレス”を、サボテンエキスが緩和することで、肝臓の炎症が抑えられたことが、二日酔いの症状を軽くしたとみられています。
食用うちわさぼてんの実はメキシコでは『トゥナ』と呼ばれ、メキシコ人にとてもポピュラーなフルーツの1つです。皮をむいてというよりも、はいで食べるます。甘味的にはスイカのような爽やかな甘さです。果肉には少しがりがりした感じのタネが沢山入っているのですが、そのがりがりした感じもトゥナならではの歯ごたえなのですから、タネは取らないでそのまま食べるのがメキシコ流です。
私はこの『トゥナ』が大好きで1キロ買っても、あっという間に食べてしまいました。この研究結果では、サボテンの実エキスにはストレスを緩和する効果があると書かれているのを読んで、メキシコの研究所でのストレスも『トゥナ』のお陰で緩和されていたのかもしれませんね。
(*^・ェ・)ノ 上に掲載したものがサボテンの実『トゥナ』です。見た事ありますか?

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