★カメレオンとの出会い・・・1ヶ月の命なんて(w_-; ウゥ・・
2004年 06月 22日
カメレオンとの出会いはデパートのペットコーナー。暗い隅に置いてあった鳥籠に、そのカメレオンは入っていました。ゆっくりとした動作、くるくると回る目は実に愛らしく見入ってると、店員が『このカメレオンはこの籠つきで3000円でいいから買いませんか。ただ弱ってるんで、爬虫類に精通している人が飼っても1ヶ月しかもたないんだけど・・・いかがですか?』と勧められました。
その珍しさから捕獲され、異なる環境に慣れず衰弱し、余命1ヶ月とは・・・あまりに気の毒で置いて帰れず買ってしまいました。帰宅してすぐに窮屈(きゅうくつ)な鳥籠から開放し、壁にかけたポトスの葉の上にのせてあげると、しばらくは不思議そうに回りを見まわしながら、ゆっくりとポトスの葉を登っていました。
(当時はコオロギが生餌として売っていたこと知りませんでした。)
カメレオンは動く昆虫しか食べないので、生餌を求め公園に出かけたのです。ハエたたきと完熟した果物を持って・・・。完熟した果物の匂いに集まるハエなどの昆虫を採取しようと必死でした。死んだ昆虫は食べないので半殺しにする必要があったわけです。
半殺しというのは意外に技が要るのですよ。軽くたたいたつもりでも、ぐしゃっとつぶれてしまったり、軽くたたくと再び飛んで逃げてしまう。微妙な力加減が必要なわけです。2時間後、どうにか半殺しのハエを2匹捕まえることができました。
片羽をつかみ、逃げそうともがいているハエをカメレオンに見せると、長い舌をだしハエを巻き込むようにして食べました。その姿にどんなにかほっとたことか。もしや余命を延ばすことも可能ではないかなんて思ったりもして・・・。
でも、ハエを生餌として選択したのはミスですね。ハエの栄養価は低く、他の昆虫を採取すべきでした。今にして気がつくことは多いのです。水分はカメレオンは雨水を飲むと言うので、霧吹きで葉をぬらして与えてました。
カメレオンを飼ってからの毎日は生餌採取に奔走し、紫外線ランプをあてるなど、カメレオンが長生きできる環境を整えるため、試行錯誤を繰り返していました。気づけば、カメレオン中心の生活に変わっていたんです。
しかし2ヶ月後、いつもの朝にカメレオンの姿はなく、床に丸まって落ちていました。余命1ヶ月を延ばすことはできましたが、別れはすごく辛かったです。涙がとまりませんでした。亡くなってから、何かと思い返すことは多く、私と過ごした最後の2ヶ月、カメレオンにとってどうだったのだろうか?もっと私にできることはもっとあったのではないかと考え込んだりしました。
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