植物の攻防戦 (((((( \(・_・)/ )))))) バリヤー!
2004年 06月 22日

(背高泡立ち草↑)
植物はアレロパシー(allelopathy、他感作用)という現象を使って、外敵の攻撃をかわしていることが最近の研究によって解明されてきているそうです。
(アレロパシーとは『ある植物が生産した化学物質を環境へ流出することによって、他の植物に直接的あるいは間接的に阻害的な影響を与える現象』のこと)
10月頃になると河川敷や空き地などに黄色に染まった背高泡立草(高さ100~250cm)が群生しているのを見る事がありますが、その群落の中や周辺では他の植物が殆ど生育していません。これはこの植物の根で生産される物質が原因であり、他の植物の生育を著しく抑制することが確認されているそうです。これがアレロパシー現象なのです。
また柑橘系の香りのするレモンユーカリもその葉から揮発性の化合物を発散して他の植物の生育を抑制することが知られ、他の種類のユーカリからもアレロパシー現象が見られるそうです。
このようにしてある植物は自らの生活を守るために、アレロパシーにより化学物質を利用して他の植物からの侵略を防いでいるわけです。
河川敷や空き地にどんな植物が群生していてその周囲に他の植物が自生しているかいなかを気にかけてみるのも面白いかも?((・(_・(_・ (・_・) ・_)・_)・)) キョロキョロ

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