ウーパールーパー
2004年 06月 17日
『アホロートル』とはアステカ語で「水に戯れる」という意味です。両前後の足を動かしながら泳ぐ姿は確かに戯れている感じがします。実にコミカルで愛らしいのです。
アホロートルの生息地はメキシコのソチミルコです。心理学研究所で研究員をしていました時に市場で買い飼育していました。
ある本ではアホロートルはサンショウウオと違い、『幼生成熟なので成長しても変態しない』と書いてありましたが・・・
実際は変態するのです。水槽の中に陸地を作ってあげれば分かります。成長するとほほのところの3本の外さいもなくなり、陸地に這い登って来てます。呼吸もえらから肺に変るので、再び水の中に潜って生活する事はありません。3本の外さいがなくなってしまうと、頭でっかちなイモリみたいで少々不恰好に見えます。
多分、輸入業者がアホロートルは幼生成熟をうたい、あのかわいい姿のまま変わらないと嘘を流し購買を促進させたのではないかと思っていました。
ただ幼生の変態はプロラクチンやチロキシンの作用で起きるのだが、このアホロートルが棲む湖はチロキシンを含むヨウドが少なく、低温であるために幼生変態しないとも書いてありましたが、水道水にヨウドが多量に含まれていたとは考え難いのです。
しかし5月15日の新聞に、京急油壺マリンパークで水槽の水を少しずつ減らし、変態させた珍しい実験結果を一般公開しますという広告を読みました。なんと、この実験は 約130年前、フランスの学者が行った記録があるそうです。
やはりウーパールーパーの変態についてはあまり知られいなかったようで、両生類のことを書いた学者の方もよく知らなかったのかもしれません。この下の記事で少しづつ水を抜くとと書いてありますが、陸地を作ればいいだけなのに・・・と。
(*^・ェ・)ノ 1つ関心あることは変態後、餌なのです。どのように餌を獲らせるのか?主食は何になるのか?私の場合、変態後の餌づけがうまくいかず死なせてしまったので、是非知りたいです。
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