★「ワイロ指数」ワースト3はインド、中国、ロシア 日本11位
2006年 10月 07日
インド、中国、ロシア 日本は11位に!!
2006.10.05
(cnn)

ベルリン(ロイター) 海外でのビジネスで「ワイロ」を使う傾向が強いのは、インド、中国、ロシアなどの新興輸出国と、欧州連合(EU)加盟をねらうトルコの企業――。
こんな結果が、行政や企業などの腐敗について調査・提言している民間団体「トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)」(本部ベルリン)が発表した今年の「ワイロ指数」で出た。
この指数は、125カ国のビジネスマン1万1000人以上の回答をもとに、ワイロを使わない企業が多い国ほど上位にくるように算出。その結果、合計で国際貿易の1割弱を占めるインド、中国、ロシアが、主要輸出国30カ国でなるリストのワースト3を占めた。
TIは、「中国など新興輸出国では、国内における反不正の取り組みが、海外の活動には及んでいない」と分析している。
1位・・・・・・・・・スイス
2位・・・・スウェーデン
3位・・・オーストラリア
9位・・・・・・・・アメリカ
11位・・・・・・・・・・・日本
15位・・・・・・・フランス
20位・・・・・・・イタリア
上位1~3位は、スイス、スウェーデン、オーストラリアの順。イギリスは6位、アメリカは9位、日本は11位だった。
フランスとイタリアはそれぞれ15位と20位だったが、アフリカのビジネスマンたちからの回答に限定すると、最下位だった。
TIは、国際的大企業によるわいろの利用は国際法違反であるにもかかわらず、なおも一般的だと指摘。発展途上国の汚職やわいろ撲滅の取り組みを妨げており、貧困国が貧困状態から抜け出せない一因となっているとしている。

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