★「電話しようと思っていたら電話がきた」現象に挑む科学者
2006年 09月 10日
現象に挑む科学者
2006.9.6
(excite)
誰かに電話をしようと思ったすぐ後に、その人から電話がかかってくるという経験をしたことがある人は多い。英国の科学者が、こうした「テレフォン・テレパシー」の証拠を掴んだと主張している。
ルパート・シェルドレイク氏は5日、高名なケンブリッジ大学トリニティ・カレッジの支援を受けた研究で、このような電話や電子メールを事前に予知する感覚の存在を証明する実験を行ったと発表した。
調査員たちは実験の参加者たちに、それぞれ4人の親類または友人の名前を挙げるよう頼んだ。 次に、これらの親類や友人たちに実験参加者に電話するようアトランダムに頼み、電話に出る前に誰からか推測させた。
「正解率は45%でした。予想された確率の25%よりずっと上です」と、彼は英国科学振興協会の年次総会で述べた。「これが偶然の産物である確率は1兆分の1です」
彼は、電子メールが届く前に誰からか当てる実験でも同様の結果が出たと述べた。しかしながら彼の実験サンプルは、電話が63名、電子メールが50人と、どちらも小さい。実際に映像記録が残されているのは電話が4名、電子メールが5名だけというのも、疑念を招いている。
しかし、社会集団内の心の相関性を信じているシェルドレイク氏は、携帯メールでも同様の現象がみられるかどうか、実験を続けるつもりだと語った。
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