★不幸な結婚は健康に悪い 治癒能力から証明される(゚ロ゚;)
2006年 01月 05日
(exite news)
[シカゴ 6日 ロイター] 不幸な結婚が健康のために良くないということが、月曜日に発表された研究結果でまた明らかになった。
オハイオ州立大学の研究によれば、不和によるストレスは傷を治癒する鍵となる血液中のタンパク質の生成を遅らせるらしい。
争議中のカップルの水膨れの回復スピードを研究室で調査した結果、仲の良い人々よりも傷の回復プロセスが遅かった。水膨れは実験のために真空ポンプを用いて被験者の腕にわざわざつけられた。
一般精神医学研究の12月号に発表された論文にはこう記されている。「特に敵対的なふるまいを見せたカップルは、そうでないカップルの60%程度しか回復しなかった」
すでに夫婦関係の不和が高血圧、鬱病、心臓病や心不全に対処する機能に健康上のインパクトを与えることを証明するに足りる研究結果が出ているという。
「配偶者を失うことが精神および肉体の健康に大きな変化を引き起こすのと同様、ただ配偶者が存在していれば安心というわけではない。問題のある結婚はそれ自体がストレスの第一要因となる」
オハイオ州による調査には、年齢22歳から77歳の夫婦42組が参加した。彼らは二度のテストを受けた。最初は他に人のいる環境で、二度目は喧嘩をするように言われて。
研究者によれば、ストレスは傷の場所における炎症性サイトカインの生成を遅らせるようだという。これは白血球から生まれるタンパク質分子で、治癒の初期段階に重要な役割を担う。
しかし、深刻な不和状態にある夫婦は、喧嘩の翌朝、血中に同じサイトカインが喧嘩をしない夫婦よりも多く含まれているという結果も出ている。
いわく、傷の場所における初期段階での生成は有益だが、全身でのレベルが高すぎるのは有害だという。
「炎症性サイトカインのレベルが高すぎることは、多くの成人病につながります。心臓血管病、骨粗しょう症、 関節炎……特定の種類のがん、衰弱および機能低下など」 論文はさらに続く。「その上、炎症性の活性化は、気の滅入る症候の進行を助長しかねない」
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