★ハープの音色が心臓病に効果?手術室で生演奏行う(゚゚;)
2006年 01月 03日
手術室で生演奏行う(゚゚;)
2006.1.3
(cnn)


イリノイ州アーバナ(AP) 最新の医療機器が並ぶ手術室に、女性患者が横たわる。足の付け根から心臓につながれたチューブ、心電図の波形をチェックする担当医。そのわきで、ハープ奏者が静かにカノンを弾き始めた――。当地のカール心臓センターで進められている研究のひとこまだ。
患者はエディス・ズックさん(83)。心臓の一部が不規則に細かく震え、不整脈を起こす「心房細動」と診断された。どうきやけん怠感などの症状が出るほか、一時的に血圧が下がって意識を失うこともある病気だ。ズックさんはこの日、心臓までチューブを入れ、原因となっている部分を高周波で焼き切る治療を受けた。
ズックさんを担当するエイブラハム・コチェリル医師は、ハープの演奏で不整脈を治療する研究を進めている。ズックさんの了解を得て、治療前に実験が行われた。麻酔をかけた後、チューブを通してズックさんの心臓へ電気刺激を送り、強いストレスを感じた時のような状態を再現する。そこでハープの生演奏を10分間流し、心臓がどんな反応を示すかを調べた。演奏中と演奏後数分間は、乱れた拍動がおさまり、規則的になることが分かったという。
コチェリル医師はこれまでに、不整脈の患者15人を対象に同様の実験を行った。研究の出発点になったのは、「健康な心臓が刻むリズムはクラッシック音楽にみられるパターンによく似ている」(ハーバード大・ゴールドバーガー博士)といった説だ。ハープ音楽はすでに、新生児の心拍を整えたり患者の不安を取り除いたりする目的で、一部の病院に導入されている。コチェリル医師によれば、生のハープの響きには特に大きな効果があるという。
同医師の実験で演奏を担当するのは、共同研究者で内科医のジェニファー・マキノン博士だ。10歳からハープを始め、同じく医師だった父親の患者たちに演奏を聞かせたこともある。「音楽にリラックス効果があることはよく知られている。私たちの目的はこれを医学的に検証することだ」と、マキノン博士は語る。
麻酔から覚め、「音楽が聞こえた覚えはない」と首をかしげるズックさんに、コチュリル医師は「あなたの心臓は聞いていましたよ」と答えたという。「不整脈の患者に薬を出す代わりに、『毎日これだけ聞きなさい』と音楽を処方する日が来るかもしれない」と、同医師は話している。
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