★巨大ダイオウイカを世界で初撮影 日本人研究者(^ー^)
2005年 09月 29日
2005.9.28
(cnn)


ダイオウイカは小笠原諸島沖、900mで撮影

イカとつぶした海老を入れたパックを下げた
釣り糸につけたオートカメラで撮影された。

ダイオウイカの細長い触手の1本が折れた
瞬間の映像。切断された部位は保存された。
生態がよくわかっていない巨大イカ(ダイオウイカ)の生きたままの姿を、日本人研究者たちが世界で初めて撮影した。深海で獲物を追う様子をカメラに収め、英科学雑誌ネイチャーに発表した。
国立科学博物館の窪寺恒己氏が率いるチームが、日本の沖合の深さ約900メートルの深海で、全長約8メートルのダイオウイカを撮影した。
チームの一員で、撮影についての記事を英誌ロイヤル・ソサイエティ・ジャーナルに共同執筆した森恭一氏によると、昨年10月下旬に、遠隔操作のカメラでダイオウイカの姿をとらえたという。イカは赤紫色で、獲物を激しく攻撃していたという。
森氏は「ダイオウイカは動きが比較的不活発だと信じられてきたが、我々が映像に収めたイカは、巨大な触手を使って活発に獲物を追いかけていた」と話した。
ダイオウイカは、ギリシャ神話にも登場するなど、人々の関心を集め続けてきた。近年は、商業漁船の網にダイオウイカがかかることが増えており、科学界での関心も高まっている。

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