★ブロッコリーを食べれば記憶力増大?=英大学が発表
2005年 09月 28日
2005.9.28
(livedoor news)
特定の果物や野菜、特にブロッコリを食べれば記憶力が増す可能性があるとの研究結果が27日、マンチェスターで開催された英王立薬剤学会の会議で発表された。
ありふれた果物とか野菜に記憶力向上効果があるとの見方は以前からあったが、今回の研究はこれに科学的裏づけを与えるもので、アルツハイマー病を予防および治療する上で大きな意味合いがあるという。
ロンドン大学の一部であるキングズ・カレッジ・ロンドンが研究を行った。これによると、ブロッコリ、ジャガイモ、オレンジ、リンゴ、ラディッシュの5種類の野菜・果物には、アルツハイマー病の治療に使われる薬剤と同じ働きをする物質が含まれることが判明した。ブロッコリにその成分が最も多かった。
アルツハイマー病治療に使われる薬の大半は神経伝達物質のアセチルコリンを破壊する酵素アセチルコリンエステラーゼの抑制剤として作用するが、この作用がこれら5種の野菜・果物にあることが確認された。どんな物質が抑制剤の働きをするのか、ブロッコリを対象に研究が続けられている。
しかしキングズ・カレッジ・ロンドンのピーター・ホウトン教授は、ブロッコリを食べたからといってアルツハイマー病治療に役立つとは証明されていないと述べた。
TOP
最新のトリビア記事を読む