★死を笑い飛ばすメキシコ人に保険を売るのは大変!(゚゚;)
2005年 08月 18日
保険を売るのは大変!
(exite news 2005.8.18)
メキシコ人は刹那的に生き、死を笑いとばす気質であるため、生命保険を売るのが大変なのだそうだ。
HSBC銀行はメキシコで、ここ数年、年率30%ほどの割合で保険業務を成長させているが、顧客のベースは小さい、と新製品ディレクターのマリオ・ペレス氏は言う。
メキシコでは、死亡時に個人的な保険に入っている割合はわずか5%にも満たない。道路を走る車には半分近く、曲がりなりにも最低限の保険が掛けられているというのに。
ペレス氏は「メキシコ人は死をあまり恐れません。自分の命より車の心配を優先させるのです」とコメント。
大半の人が1日、550円未満で生活しているこの国では、生命、車、家に保険を掛けるという発想はそもそも無縁なのだ。
銀行と保険会社はこうした文化を少しずつ変えよう努力している。HSBCによると、保険の売上げは年30%の成長率を維持しているという。顧客ベースは650万人だ。
社会学者によると、他の国より死を恐れないことに誇りを持つ文化的風土があるという。毎年11月、メキシコでは「死者の日」に、共同墓地でパーティを開き、花を飾り、食事と音楽で死者を偲ぶのだ。
HSBCメキシコは、全国第5位の銀行で、昨年、保険業務で2000万ドル(22億円)を稼ぎ出した。主に自動車保険と生命保険の売上げだ。
金融グループは、将来のために貯蓄をし、財産に保険を掛けることの利点を顧客に理解してもらうよう、長年説得してきた。
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