★チョコレートに血圧降下など健康効果を立証される!!(゚゚;)
2005年 08月 16日

(CNN/REUTER 2005.08.14)
ワシントン(ロイター) チョコレートに含まれる抗酸化物質「フラボノイド」に血圧降下などの作用があるとの研究結果を、米ボストン大の研究者らがこのほど発表した。高血圧患者20人を対象とした臨床試験で、明らかな効果が確認されたという。
同大のジェフリー・ブラムバーグ氏らが、イタリア・ラクイラ大のチームと共同で研究を実施し、高血圧治療の専門誌に成果を発表した。それによると、チームでは高血圧のある男女10人ずつを2つのグループに分け、一方のグループには、フラボノイドを多く含むダークチョコレートを1日100グラム、15日間食べるよう指示。
もう1つのグループは期間中、フラボノイドを含まないホワイトチョコを同量食べ続けた。その後、ダークチョコとホワイトチョコを入れ替えてそれぞれのグループに与える試験も実施し、対象者の血圧などの変化を調べた。実験に使ったダークチョコとホワイトチョコは、フラボノイドの有無を除いた成分やカロリーが同じになるよう調整したという。
最大血圧が12ミリHg低下
最小血圧が9ミリHg 低下
変化なし
ダークチョコを食べたグループは、平均で最大血圧が12ミリHg、最小血圧が9ミリHg低下した。一方、ホワイトチョコのグループでは血圧に変化はみられなかった。
ブラムバーグ氏はこれについて「従来の食事療法に匹敵する効果が得られた」と説明。さらに、ダークチョコを食べることで「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールの血中濃度も約10%低下することが分かったという。
ただ、同氏は「ダークチョコが薬や運動の代わりになるわけではない」と強調。チョコに含まれる脂肪や糖分の影響にも十分注意すべきだと話している。
フラボノイドや野菜や緑茶、赤ワインなどにも多く含まれ、循環器の働きを促すなどの効果が注目されている。

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