★「アーサー王・ガヴェインの選択」から学ぶ男の心理(゚゚;)
2005年 06月 23日
(イギリスの伝説)
アーサー王の命と引き換えに、醜くて性悪な女性と結婚した甥(おい)のガヴェインが、覚悟を決めてその女性にキスをすると、彼女はたちまち美しい女性に変身しました。驚くガヴェインに彼女は次のような選択をせまりました。
「あなたのキスで、呪いの半分がとけました。しかし、私は1日の半分だけしか美しくいられません。あなたは昼の間だけ美しい方がいいのか、夜の間だけ美しい方がいいのか選ぶことができます。
もし私が昼だけ美しくいられれば、「あなたの妻は美しい」と周りから賞賛されますが、夜2人の時は醜くて意地悪な私があなたに辛くあたるでしょう。
昼だけ醜ければ、周囲の人から『醜い妻をめとった』と噂され、あなたは外で辛い思いをするかもしれません。でも、2人の時には美しい私があなたに献身的につくすでしょう。さぁ、あなたはどちらの方が耐えられますか」と。
辛い選択をせまられたガヴェインは苦しんだ末に結論をだしました。「もしあなたが夜の間だけ醜ければ、私との冷ややかな夫婦生活に、あなた自身も辛い思いをするでしょう。
逆に昼間の間だけ醜くても、周囲の人に悪く言われて、あなたが苦しむことになります。だから私が選ぶのでなく、あなたにとってどちらが耐えられるか、あなたが選んでください」
その言葉を聞いた瞬間、妻の呪いはとけ、一日中美しいままの姿でいられるようになりました。
ガヴェインのように相手の気持ちを考え、「どちらを選んでも相手が苦しむなら、僕は選ばない」と答えますか?それとも、夜だけ美しいければいいと思いましたか?
女性から「昼と夜、どちらが美しい方がいいか」と選択をせまられ、「夜」もしくは「昼」と選択したら、それは「醜い妻には価値がない」と言っているのと同じことであると心理学者 樺旦純氏は語っています。
とはいうものの、「夜だけ美しいければ・・」なんて思う男性、結構いそうですよね。ガヴェインのように答える人は少数でしょうね。(w_-; ウゥ・・
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