★体内時計とスポーツ 夜のトレーニングは筋肉20%向上
2005年 06月 03日

筋肉、柔軟性、集中力、持続力なども1日のうちに大きく変動する。適切な時間に運動すれば、運動能力も高まるし、上達も早いととマイケル・スモレンスキー博士(米国・体内時計と健康・疾病を研究する数少ない学者)は言う。(下記の記事はスモレンスキー博士の研究発表によるものです)
朝は摂取した食べ物をすぐに消費し、夜、摂取した食物は蓄える傾向にあるので、一定した体重の維持を目指す運動選手は、健康的な朝食を取ること。
極度の疲労にともなって起こる筋肉痛に対する耐性がピークに達する時間。激しい運動をした2,3日後に起こる筋肉痛は、夜に運動する人が一番軽い。
朝、激しい運動をした人はこの時間に強い眠気におそわれる。またこの時間は体の動きは鈍く、スタミナが足りないように感じる。それでもこの時間に体を動かすことで意識がはっきりするというメリットがある。
この時間に決まって眠くなる人は速足で近くを歩くなど数分間、適度な運動をすると意識がはっきりするといい。
この時間帯は握力が必ず最高値に達する。一日のうちの上下差は約6%だが、ゴルフをする場合は遅くスタートした方が朝一番よりもクラブをしっかり握れるかもしれない。
気道が最大に開く時間帯。呼吸がもっとも楽になるので、より少ない力で運動が楽しめる。
背中・足・腕などの筋力は1日のうちで大きく変動する。ある研究では、水泳選手16名のうち9名、ランナー6名と砲丸投げ選手3名全員、それにボート競技選手1名が、朝よりも夜の方が成績が良かった。
別の研究では、夜だけトレーニングをした人の方が朝だけトレーニングをした人より、20%余計に筋力が向上する結果が出た。目と手のタイミングが合うのもこの時間帯が最高。これは、ラケットを使うスポーツやバスケットボール、フリスビーなどに有効。
ほとんどの人の体温が一日の中でもっとも高くなる。ただし朝型はそのピークが早く、夜型は遅くなる。筋肉がもっとも柔軟で、反射速度も速い。スピードと瞬発力の両方が要求される短距離走や、水泳などのスポーツに最適な時間。正確なタイミングと微妙な筋肉コントロールが必要、体操やフィギュアスケートなどのスポーツに最適な時間帯。
★体内時計:夜遅く食べると太る、仕組み解明される(゚゚;)ヘェ

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