★スポーツで勝利を目指す者は、赤を着るべし y(^ー^)y
2005年 05月 30日
スポーツで勝利を目指す者は、赤を着るべし
CNN COM(AP)
アテネ五輪などの競技を分析した英国の研究チームが、英科学誌ネイチャーの最新号にこんな結論を発表した。
研究を率いたのは、ダーラム大の人類学者、ラッセル・ヒル教授ら。チームでは04年アテネ五輪の個人競技のうち、ボクシング、テコンドー、レスリングのグレコローマンスタイル、フリースタイルの計4種目について、選手が身に着けたウエアの色と勝敗の記録を比較した。
全試合の55%勝利
実力がほぼ互角とされた試合でも
これらの競技では、選手に赤または青のウエアが無作為に割り当てられるが、全試合の55%で赤の選手が勝っていたことが分かった。また実力がほぼ互角とされた試合だけをみると、赤グループは60%以上の試合で勝利を収めていたという。重量別にみると、29階級のうち19階級で、赤を着た選手の勝率が青を上回っていた。
研究チームではさらに、サッカーの04年欧州選手権(ポルトガル大会)の結果も分析。特に、赤と別の色のユニホームを使い分けていた5チームに注目して調べたところ、どのチームも赤を着て戦った時の方が得点や勝率が高かったという。「結果が一貫しているのにはわれわれも驚いた」と、ヒル教授は語る。
研究者らによれば、赤はさまざまな動物が攻撃性を示す時に現れる色。スポーツの試合でも、技術や力に大きな差がない時は、赤い色が相手を無意識のうちに威嚇し、勝ちやすい状況を作るとの考え方もある。
赤い色が持つ効果の仕組みは、今のところ明らかになっていない。だが米プロスポーツ界で近年の強豪チームをみると、大リーグのレッドソックス、NFLスーパーボウルで連覇を果たしたペイトリオッツ、NBAのピストンズなど、確かにユニホームに赤を取り入れている例が目立つ。ゴルフ界の大物、タイガー・ウッズが大会最終日に赤いシャツを着るのも、こうした効果とかかわりがあるのかもしれない。
「赤色」に塗られている!!
アメリカで野球と人気を二分するアメリカンフットボールのロッカールームは赤で塗られているというのだ。
赤は選手の闘志をかきたてるためだ!!
色彩心理学では赤は人間の神経を高ぶらせ、闘争心を旺盛にする効果とされている。その効果を狙いロッカールームを赤く塗っているという。
選手は赤いローカールームでユニホームを着替えることで、次第に興奮状態となり闘志をかきたてられるのだそうだ。
突進はしていないのだ!!
スペインと言えば「闘牛」ですが、昔から闘牛はマタドールの真紅のムレタに興奮して、猛り(たけり)くるっていると思っている人は多いですよね。
牛の目にはすべてがモノクロなのだ!!
真紅のムレタが闘牛をあおっていたとばかり思われていますが、実は牛には赤色は見えていないのです。牛の目には世の中はモノクロの世界なのです。
実は色でなく、マタドールがたくみに動かすムレタの不気味なな動きに、身の危険を感じて暴れるのだという。この写真でもムレタの色は赤でなく、和みのピンク色になっています。赤に興奮するのなら、ピンク色は選ばないわけです。
最新のトリビア記事を読む