★コンピューターに頼り過ぎた教育で学力低下に!!( ̄□|||
2005年 04月 03日
コンピューターに頼り過ぎた教育は学力低下を招く!
(yahoo news 3/21)
学校の授業でコンピューターを使う機会が多ければ多いほど、算数や読み書きといった基本的な学力が低下する傾向にあるという新たな調査結果が報告され、コンピューターが学力向上に有効という以前の調査報告とはまったく逆の形となったことが伝えられた。
5年前に行われた別の調査では、自宅にコンピューターがある生徒は、コンピューターを持たない生徒よりも学力面で1学年進んでいるとの結果が報告され、コンピューターが学力向上に有効である点が強調されていた。
ところが今回、英国を含む31ヵ国で15歳の生徒10万人を対象に、各生徒の背景や学習成績を分析した調査によると、週に数回コンピューターを使うという生徒は、算数や読解力における能力が著しく劣ることが明らかになった。
また、学校のコンピューター設備に着目した調査でも同じような結果が得られたとされ、その原因として、コンピューター設備に投資をしている学校ほど、教師はコンピューター主体の授業を展開する傾向が強く、従来の基本的な学力を身につけるための授業がなおざりにされてしまうためと分析されている。
コンピューターは適度に活用すれば、生徒の学力向上に大きく貢献するという調査結果も報告されたものの、学力向上のためにはコンピューターよりも算数や読み書きの授業に専念すべきとの見解が示されたという。
この調査結果にもかかわらず、英国政府は学校の各教科でコンピューターを使用した授業実施を推進。先週発表された今年度の国家予算案でも、学校へのコンピューター設備導入費として、これまでの25億ポンド(約5,000億円)に加え、さらに15億ポンド(約3,000億円)を投入することが伝えられた。
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