★赤色の食品に注意を!!・・・コチニール色素の裏話(゚゚;)エエッ
2005年 03月 21日

(カンパリソーダ=イタリアの有名な食前酒)
なんと・・・それは・・・
カイガラムシ科エンジムシ
別名ーコチニール
学名ーCoccus cacti LINNE
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コチニールはメキシコ付近(中南米)の砂漠にあるサボテンに付く貝殻虫のことで、約500年前から色素として使用されていました。雌は平たく、羽はなく一度サボテンの上に住みつくと剥がれなくなり、サボテンの樹液を吸い3ヶ月ほど生きます。雄は雌よりかなり小さく、口がないので食べることすらできず、交尾の後、すぐに死んでしまいます。ミノムシの雄の一生に似ていますね。ちなみに雌と雄の比率は200対1です。

コチニールをサボテンの葉からはがし、太陽で乾燥させます。雄は色素を持っていないので取り除かれます。カーミン色1kg作るのに、コチニールが約140.000匹必要になります。

医薬品、口紅、お菓子、ガム、アイスクリーム、ヨーグルト、飲料水、かまぼこ、ハム、ソーセージなどの着色に、布地・糸などの染色にも使われています。

シャネルも、創業当時から口紅にコチニールの色素を使っています。日本限定の口紅(AKA)はコチニール色素と紅花(ベニバナ)色素を混ぜ合わせ、日本女性の肌の色、そして黒髪に合う色を作ったそうです。(NHKハイヴィジョン番組「赤とルージュ」より)

(写真ー猩々緋羅紗陣羽織)
また、戦国武将が陣羽織もコチニールが使われています。16世紀に渡日した南蛮人は、コチニールで染色したウール生地を信長、秀吉に献上したのです。コチニールの赤色は猩々(ショウジョウ)の血液で、矢玉を避ける能力が有ると考えられ、武将らに猩々緋としてもてはやされたという。
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コチニール色素の
食品添加物としての安全性に関する実験は
不十分であり、人体の及ぼす影響に関しては灰色である!!
コチニールはもともと染色のために使用されており、食材にはなりえない寄生虫だ。安全性に関する実験も不十分であり、また色素の溶液に使えわれているプロピレングルコールは遺伝性の毒性の疑いもあり、人体に及ぼす影響については灰色であるというのが現状です。(プロピレングルコール、ラウリル硫酸ナトリウム等は発ガン性や環境ホルモンとして免疫系・生殖系異常を誘発することが証明されている)
できれば、コチニール色素入りの食品は口にしない方がよいかと思います。かまぼこなども赤色のものを選ばず、白のものを食べるようにしましょう。
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