★睡眠時間が長い人ほど早死にするってホント?
2005年 01月 27日
米国カリフォルニア大サンディエゴ校&米対がん協会の発表によると「睡眠時間が長い人ほど早死にする」ということがわかったという。
死亡率は3.5倍
心臓の持病のない男女110万人、調査開始時30~104歳の人を6年間追跡調査したところ、一日平均10時間眠る人は7時間眠る人よりも心臓発作を起こす割合が2倍、死亡率はなんと3.5倍も高いという結果がでた。(死亡率は年齢や食習慣、運動、過去の病歴、喫煙などの要因を考慮した上で算出)
最も死亡率が低かったのは、男女とも1日7時間前後の人。また、全体的に睡眠時間が多くなるほど死亡率は高まる傾向にあり、一方、睡眠時間が少なくても健康に影響がで、睡眠時間が多い場合も少なくなるにつれても死亡率が高まる傾向にあるという。
(1)睡眠中は血液の流れが弱まり、血管や脳で血行障害が起こりやすい。
(2)体を長時間、水平に保っていると心臓や肺に悪影響を及ぼすなど。
アメリカのガン協会では「男性は7時間10分、女性は7時間」以上、睡眠をとることは体に悪いとコメントしている。(男女の睡眠時間の10分差については不明)
睡眠時間の長さと死亡率の調査発表が・・・
名古屋大大学院の玉腰暁子助教授ら共同研究グループが全国45地区で過去11年間(88年から99年まで)の平均睡眠時間を調べたところ、男女ともに7時間睡眠がもっとも死亡率が少ないことが明らかになった。興味深いのは、7時間より長くても短くても死亡率が上がるという点だ。
4時間以下の人は約1.6倍、
10時間以上の人は約1.8倍
(男女共)
名古屋大大学院の玉腰暁子助教授らは睡眠時間の長さと死亡率について、『Sleep 27巻 51-54ページ 2004』に発表しています。
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