★どれくらい前の指紋まで採取可能か、指紋を剥ぎ取ると?
2005年 01月 11日
指紋は一人一人異なるため、事件で犯人特定の決め手となったり、変死体の身元確認に役立っている。例えば、川辺に死体が流れ着いたが、身元を確認するものが何1つない場合、死体の指紋を採取し、まずはコンピューターに登録されている前科者や家出人などの指紋のデータと照合する。うまくいけばこれだけですぐに身元が判明することもある。指紋の認識や識別利用の歴史は古く、古代の中国やバビロニアからだそうだ。
指紋の採取は可能なのだろうか?
こうした顔や性別さえ見分けのつかない死体であっても、指紋の採取は可能なのだ。たとえほとんどミイラ化した死体であっても指紋はとれるそうだ。
どのくらい前のものまで採取できるのか?
物についた指紋は指からの汗や脂(あぶら)によって、手が何かに触れたときに残ったもので、ガラス、紙、ビニール、革、木など大抵のものに指紋は残り、布などでよく拭き(ふ)取らない限り、簡単に消えるものでもない。(*指先から脂は分泌されないが、無意識に触っている髪や顔から指先に付着した脂を意味する)
指紋採取可能期限は明らかにはされていないが、25年前につけた指紋がノートから検出されたという報告がある。指紋は意外にも長期間残っているものなのです。
実際、オウム事件で逃走中の容疑者が指先の皮膚を剥ぎ取る手術を行ったいた。しかし、指先の皮膚を剥ぎ取り、別な部分の皮膚を移植しても、あたらしい皮膚には以前とまったく同じ指紋が再生される。
指紋をつくっているのは、真皮のすぐ下にある乳頭という部分だ。これが汗腺とともに表皮の外に盛り上がり、線状になったのが指紋である。つまり一人一人の指紋が違うの人によって乳頭のは一が違うからだ。
乳頭の配置を変えることは不可能であり、一時的に指紋を剥ぎ取り消すことはできても、また再生してしまう、永久に指紋をなくしたり、別の指紋に変えることは不可能なのだ。
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