★酢を飲むと体が柔らかくなるって本当?⇒スポーツ栄養学
2004年 12月 31日

昔から酢を飲むと体が柔らかくなると言われているが、本当にそうなのでしょうか?料理では煮魚の時に酢や梅干しをいれると、骨の中のミネラルが多少抜けることで柔らかくなります。
しかし、体の柔軟性を決めるのは骨の柔らかさではなく、関節の構造、周辺の筋肉、靭帯の(じんたい)柔らかさから得られます。つまりストレッチなどによって筋肉をほぐしていくことや、体の構造に従い正しく体を動かす事が必要なのです。

試合の前にバナナを食べる事を日本に紹介したのは、陸上の世界選手権が行わた時に、大変いい成績をあげたアメリカの選手だという。彼は試合の合間にバナナを食べていた、それがテレビで放映されたことで、そんな噂が広まったのだそうだ。
バナナの良さは消化がいいこと、エネルギーが高いこと、カリウムが豊富で手軽に食べられることにあるが、勝つための特別なものが含まれているわけではないのです。
試合前はただでさえ緊張して胃腸の機能が弱っているので、当日の食べ物の第一条件は、何と言っても食べ慣れていて、体の負担にならないことである。その上でエネルギーになりやすいもの、消化が良いことが必要だという。エネルギー源なら、『おにぎり』 『カステラ』などが良いとのことです。

運動する前や試合の直前に、砂糖やあめをなめる選手がいます。疲れた時に甘いものを食べると、疲れたがとれることがありますが、本当に砂糖はすぐにエネルギーになるのでしょうか?
それはNOです。食べるとすぐにエネルギーになるものはありません。すべて消化吸収という経路を通ってからエネルギーになるのです。ただし、(果糖などの錠剤は別として)
運動を始めると、ますは血液の中の糖(血糖)が使われます。砂糖を食べると、血糖値が一時的に高くなるので、運動の時には良いと思われています。しかし、あまり多く摂ると、血糖値を下げるホルモンの量が多くなって、逆に血糖を下げてしまいます。
体のエネルギーレベルは直前にとったあめよりも、それ以前の食事に影響されます。試合の前の週にあまり激しく運動をすると、体の中のエネルギーを使いきってしまうこともあります。運動前、1時間くらいなら少量のご飯やパンを食べることを女子栄養大学石川和子助手は薦めています。
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