★ノートパソコンでスウェーデン男性が陰部をやけど?アチチ
2004年 12月 13日


ノートパソコンの熱で生殖機能を低下するさせる恐れがあると米国専門家の警告がロイターに載っていましたが、2002年11月にはスウェーデンのある男性が、ノートパソコンを腿(もも)の上にのせて使っていて陰部を火傷してしまった。
被害を受けた50歳の科学者はレポートの執筆に没頭していたため、股のあたりが熱くなっていることに気づかなかったが、翌日、陰部が赤く炎症を起こしていたという。男性を治療したクラエス=ゴラン・オステンソン医師は「数日後、男性の陰部と陰嚢(いんのう)には水膨れができた。その後、水膨れが破れ化膿しておびただしい量の膿が出て、かさぶたになった」と投稿したイギリスの医学雑誌『Lancet/ランセット』に書いている。また同医師はラップトップ・コンピューターを、ラップトップ(腿の上)で使用を警告している。
パンツもズボンもはいていた男性が、ノートパソコンをひざの上に乗せ、たった1時間ほど使用したくらいで、なぜそんな火傷を負ってしまうのか? ノートパソコン・メーカー大手6社に、この陰部火傷事件について電話取材したところ、嘲笑され、ほとんどのメーカー担当者はまともに回答しなかったそうだ。
米AKラップトップ・リペア社(カリフォルニア州)でコンピューター修理に携わっているマーク・シュニットマン氏は、現職に就いて7年間、冷却ファンやチップ、あるいはサーモスタットや換気の不良で過熱するノートパソコンを数多く修理してきたが、今までそれに少しでも類似した苦情を顧客から受けたことは一度もないと言う。
一つ確かなことは・・・
ノートパソコンの高速と高性能化が進むにつれ、発熱量も大きくなっていることだ。コンピューターで使われているチップの性能は、18ヵ月で倍になるが、メーカー側はチップから発生する熱の処理に悪戦苦闘しているらしい。
「標準的なノートパソコンに使われているプロセッサー・チップは、70~75℃ほどになる。だから、(ノートパソコンを使っていて)火傷する可能性は、確かにあると思う」と、米サーマコア社の広報担当者は言う。(サーマコア社は、電子機器向けの温熱調節製品を設計・製造している会社)
ニュージーランドのウェリントンに住むITコンサルタント、アンドルー・マクミラン氏も同じ意見だ。数年前、同氏も腿の上にじかにノートパソコンを載せて使っていて火傷したことがあると言う。同氏の対策は、脚を保護するために、材木店に行って1枚の合板を買い、旅行の時以外はいつもそれを愛用している」と言う。
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