★コアラのヒミツ・ヒミツ・ヒミツ part2
2004年 11月 30日
1日のほとんどを木の上で過ごし、移動も木から木へ渡り、めったに 地上には降りません。また登る高さも、普通で10~20mぐらいと高く、 時には30~40mという、10階建てのビルよりも高い木の上にいることもあります。
高いところにいることもその理由の1つですが、実はユーカリには毒性があるため、その林には、他の動物が近寄らないのです。なぜならユーカリの葉には、揮発性の油が含まれ臭いを発散しており、 他の動物が敬遠するらしいのです。
コアラが蚊に刺されないのも、ユーカリの葉には「パラ・メンタン3・8ジオール」という揮発性(きはつせい)の物質が含まれており、蚊はその物質を嫌うからだ。コアラはユーカリ林にいることで全身に虫除け(むしよけ)スプレーをかけているようなものなのです。
コアラの手、足も鋭いかぎ爪や指紋などがあり、木の上で生活するのに 適した機能を身につけています。
しっぽは退化し、丸いおしりは木の枝のまたなどに 座りやすくなっています。おしりの毛はまだらになっており、下から見ると木の枝にまぎれて みつかりにくくなっています。
餌(えさ)としているユーカリの葉が非常に消化しにくいために、長い腸を使ってセルロースなどの炭水化物を消化している。コアラが食べるのはユーカリの葉だけなので、消化器もユーカリ専用に進化したのだと専門家は言う。
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