★ミャウリンガル(猫語翻訳機)の製作は大変でした・・・談話
2004年 11月 29日
(鈴木松美氏語る)
犬語翻訳機「バウリンガル」の発売以来、猫派の方々から猫語翻訳機が切望され、2003年11月に「ミャウリンガル」が発売された。「ミャウリンガル」の製作に携わった鈴木氏の面白いエピソードを載せます。
猫でも、他の動物でも、その声を調べ何種類かの感情に分類するという基本は同じで、「バウリンガル」と同様に、鳴き声が6種の本態的感情表現に翻訳されるシステムだ。
第一の難関は鈴木氏の飼い猫「チャンタ」が鳴かないことで、データーが取れず、無理かもしれないとあきらめがちだったという。だが、他の猫はよく鳴くらしいと聞きつけて、その猫を使い再チャレンジした。
第二の難関は犬はどんな声でもある程度の音量が確保できるが、猫の場合は、満足の「ゴロゴロ』と、求愛の「ニャー」ではかなり音量のレベルが違う。首輪にマイクをつけるとレベル調整ができず、最終的には手にマイクをもって、猫にインタビューする形式で鳴き声のサンプリングをしたという。
猫に近づき過ぎてはY氏はひっかかれ、連日、近づきすぎてはひっかかれていたという。そして数千匹の猫の鳴き声のサンプルに、認識率90%のデーターベースができあがったそうだ。
猫と会話する時は猫の周波数に合わせ、高い声で話しかけるといい、猫に限らず小さい動物ほど声帯も小さいため、周波数は高くなる。赤ちゃんに話しかけるように、猫に高い声で話し掛けている人がいるが、それはなかなかよい方法だと鈴木は語る。小さな動物には高い声で話すのがキーポイントだ。
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