★9.11アメリカ同時多発テロを題材にした塗り絵が販売(米)
2011年 09月 09日
9・11題材の塗り絵が
米国で販売
ビンラディン氏殺害シーンも
2011.9.6
reuters
[6日 ロイター] 2001年9月11日の米同時多発攻撃から間もなく10年を迎える米国で、煙を上げる世界貿易センタービルやアルカイダの指導者だったウサマ・ビンラディン容疑者の殺害シーンなどを題材にした子ども向けの塗り絵が発売され、物議を醸している。
この塗り絵は、「We Shall Never Forget 9/11. The Kids' Book of Freedom(9月11日を忘れない。自由についての児童書)」というタイトルで、ほかにもブッシュ大統領(当時)が攻撃について報告を受けるシーンや国際武装組織アルカイダなどについての記述もある。
販売した出版会社のウェイン・ベル氏は、「この本は市場調査に基づいたもの」と語り、市場が求めるものを提供しただけであり、論争を巻き起こそうという意図はないと説明。
これに対し、市民団体は反発を強めており、「米イスラム関係評議会」のアシュレイ・バトル氏は「子どもたちは塗り絵を楽しいものや好きなものと考えている。これは楽しめる体験にはならない」と非難した。
この塗り絵は初版の1万部を完売し、増版されることが決まっているという。
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