★メンズファッションの基本 【写真解説あり]
2011年 09月 04日
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留め方に決まりは?
大西陽一
(スタイリスト)
2011.2.15
goethe
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一番下を留めると、スーツのシルエットは崩れてしまいます。もともと留めるように仕立てられてはいないのです。要するに、ボトムボタンはただのデザインと考えてください。なんでも中世のヨーロッパでは、ボタンはただの装飾だったようで、そのなごりが残っているのでしょうね。そんなわけで2つボタンのスーツは上だけを留めてください。
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一番上のボタンが段返り(襟がボタンの下あたりまで折り返されている)のものが多いので、真ん中のみ留めます。テレビの出演者とかを見ていても、意外と間違った留め方をしている人を結構よく目にするので、気をつけてください。そうそう、スリーピースのベストも、一番下は留めてはいけませんよ。
それからボタンは基本、立っている時は留める、座っている時は全部はずしましょう(3ピースはベストを留めて上着は留めない)。さりげなくボタンを留めたり、はずしたり――その立ち居振る舞いがエレガントさにつながります。
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シングル(パンツの裾)
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ダブル(パンツの裾)
どうすればよいか?
2011.3.1
goethe
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日本ではダブルの方がきちんとした感じのイメージが強いのですが、もともとダブルはある英国紳士が、雨の日、結婚式に向かうなかで泥をかぶらないようにするために折り返したことを起源としていると言われています。どちらかというとカジュアルな仕様なんですね。昔も今もフォーマルの場はシングルが基本です。
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現在はダブルが一般的で、折り返しの幅は4~4.5cmが望ましいと言えます。ただ細身のパンツはシングルの方が美しく仕上がります。それから裾の長さですが、昔は靴の甲にしっかりと乗るくらいのワンクッションがルールでした。しかし、現在はパンツのシルエットも細くなっており、ワンクッションより短くするほうがベターです。パンツの裾丈は全体の雰囲気を決める大きなポイント。購入の際は、きちんと靴まで履いて試着をして調整しましょう。
ちなみにダブルの場合、どうしても折り返した内側にホコリやゴミがたまってしまいます。掃除しやすいよう、スナップ留めになっているものをよく目にしますが、上から見ると光ったり、ちょっと膨らんだりしてしまいます。個人的には糸留めをおすすめします。
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ボタンダウンシャツは
ビジネスでも大丈夫ですか?
大西陽一
(スタイリスト)
2011.3.29
goethe
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きっと、誰もが1枚は持っているのではないでしょうか。もともと英国のポロ競技用のシャツを起源としており(乗馬している時、襟が風にあおられて顔や首に当たるのを防ぐ仕様)、1900年代にアメリカのブルックス・ブラザーズが生みだしました。今ではシャツの定番中の定番です。
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ボタンダウンシャツというと少しカジュアルなイメージがあって、ビジネスではちょっと……という方も多いと思いますが、いやいやどうして。スーツに合わせてもまったく問題ありません。ましてや昨今のビジネスシーンは、ジャケットだったり、ネクタイをしないスタイルもすっかり定着しました。そんなスタイルにおいては、ボタンダウンシャツがもっともよく似合います。
また、スーツに合わせても、上着を脱いだ時、ネクタイを外した時、ボタンダウンシャツであればしっくりきます。間違っても昔の国会議員のようにはなりませんのでご安心を。
最後に余談ですが、最近はイタリアのファッション業界人などの間で、わざと襟のボタンを外してシャツを着ている人を目にしますが、あれは超高等テクニック。普通は、単にボタンの留め忘れと思われますから、真似しないようにしましょう。
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ネクタイの長さは
どのくらいがいいのか?
大西陽一
(スタイリスト)
2011.4.28
goethe
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Vゾーンはスーツスタイルの顔ともいえるもの。どのスーツに、どのシャツ、どのタイを組み合わせるかという構成は重要で、みなさん結構気にされているようです。しかし、意外と見落としがちなのがネクタイの長さ。一見、きちんとスーツを着ているかと思いきや、前ボタンを開けたら、ネクタイが長すぎ、短すぎというのがよくあります。
長すぎるとだらしなく見えますし、短すぎるとお腹が出っ張って見えてしまいます。理想的なバランスは大剣の先がベルトのバックルの半分くらいにかかるもの。大剣より小剣の方がやや短くなるのがベストです。もちろんタイの生地の厚さや幅、結び方、パンツの股上の深さによっても変わってきますので、慌てず丁寧に結びましょう。
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ディンプルはネクタイに立体感を出し、Vゾーンをお洒落に演出するもの。なので必ず付けるように心がけましょう。付け方は、結ぶ時に人差し指でくぼみをつくり、親指と中指でそれを挟むように締めあげます。先に小剣をふたつに折っておくとフワッとまとまります。ただし、葬儀などではディンプルを付けるのは相応しくありません。というのも、弔事はお洒落をする場所ではないから。気をつけましょう。
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スーツの
ジャストフィットとは?
大西陽一
(スタイリスト)
2011.6.14
goethe
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高級なスーツを着ていても、イマイチ決まらない、という人は多いのではないでしょうか。ファッション誌のページを捲って、「スーツ姿がカッコいいのはモデルが着ているから」と諦めてはいないでしょうか。スーツ選びにおいて大切なのは、なによりもジャストサイズであるかということです。スーツを初めて買った時のことを思い出してください。着丈、袖丈、肩の合わせ方など、みなさんジャストサイズについて細かく教わったし、そしてそれを今までも実践してきたと思います。しかし、実はそこが盲点。ジャストサイズというのは、時代によって変わるものなのですから。
最近のスーツは、着丈が短めで、シルエットも細身。自身の体型によりフィットしたものが好ましいとされています。要するに、いくらいいスーツだからといって、10年前のものを着ていてはいけない、ということなのです。
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まずは肩。肩が袖付け部分にしっかりと収まり、フィットしているかチェックしてください。大きすぎて、肩が落ちてしまっているという人をよく見ますので注意しましょう。続いて胸まわり。ボタンを閉じた状態でこぶしがひとつ入るくらいのゆとりを確保してください。さらに背中を見て、首の後ろや肩甲骨のあたりにシワが入っていないか確認。そして着丈と袖丈をチェックします。着丈はヒップが隠れるか隠れないか、また、腕を自然に下した時、親指の付け根と裾が同じくらいの位置にあるものが理想です。同様に袖丈も、腕を下ろした時にシャツのカフが1cmくらい見えるバランスを心がけましょう。 全体的に少し小さめを選ぶのがジャストフィットです。
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