★【18写真6動画あり】:リビアの巨大地下トンネルを公開
2011年 08月 28日
ライス米元国務長官の
「写真集」が!!
2011.8.27
cnn
(CNN) 軍事攻勢で反体制派が実権を固めつつあるリビア情勢で、逃走したとみられる最高指導者カダフィ大佐の邸宅でブッシュ米政権時代にアフリカ系(黒人)女性として初の国務長官などを務めたコンドリーザ・ライス氏の「写真集」が見つかったことが27日までに分かった。
米紙ニューヨーク・タイムズが報じたもので、写真集は反体制派がほぼ制圧した首都トリポリのバーブ・アジジャ地区にある大佐の邸宅兼軍事施設で発見された。カダフィ大佐がライス氏を称賛していたことは良く知られており、2007年には中東の衛星テレビ、アルジャジーラとの会見で「私の最愛の黒人女性。とても愛している」とまで述べていた。
大佐はこの会見で、ライス氏の「ふんぞり返ったような姿勢でアラブ指導者に指図するスタイル」をほめたたえ、アフリカに出自がある黒人女性であることを誇りに思うとも話していた。ニューヨーク・タイムズによると、写真集の中にはライス氏が会談の際にカダフィ大佐の隣でほほ笑んでいる1枚もあった。
ライス氏は、リビアが2005年に大量破壊兵器計画を放棄し、テロ非難の姿勢に急きょ転じた時、国務長官を務めていた。リビアはまた、1988年に英国スコットランド上空で起きた米パンナム航空機爆破事件の犠牲者への補償金支払いにも同意していた。
ライス氏は翌年、米国務長官として半世紀以上ぶりとなるリビア訪問を行い、トリポリにあるカダフィ大佐の邸宅の応接室で会談などしていた。この訪問を取材したCNN記者によると、大佐はライス氏に同行する男性スタッフとは握手したが、ライス氏とは行わず、イスラム教徒の流儀に従い手の仕草で敬意を示すあいさつを交わした。イスラム教徒の男性は家族関係などがない女性と公に握手することは禁じられている。
カダフィ大佐がライス氏が黒人女性であることを強調し、アラブ指導者への対応をたたえた背景について、米シンクタンクのフーバー研究所の中東問題専門家は大佐が一時、リビアはアフリカの国でありアラブとは無関係であることを強調したことと関係があると指摘。また、大佐が「アフリカの王の中の王」を自負していたことも一因と説明している。カダフィ氏のほめ言葉については、尊敬を集めるライス氏が喜んでいるわけはないとも話している。
カダフィ大佐の邸宅で写真集が発見されたことについてライス氏の事務所は今年11月1日の自叙伝の発売開始までコメントを差し控えたいとしている。氏は現在、ブッシュ前政権の退陣と共に古巣のスタンフォード大学の教授職に復帰し国際関係論などを教えている。
カダフィ氏 拠点近くに
巨大な地下トンネル
「まるで地下都市」
2011.8.27
cnn
トリポリ(CNN) リビア・トリポリのカダフィ大佐の拠点付近で地下トンネルが発見された。カダフィ大佐の行方を追う反体制派が、広大な敷地の地下に建設されたトンネルの捜索を続けている。
トリポリでの戦闘を取材していたCNNのサラ・サイドナー記者は26日、その地下通路に入った。サイドナー記者はそれを「カダフィ大佐の秘密の書斎」と表現した。
サイドナー記者によると、反体制派は地下通路の約700メートルの地点まで進んだという。このトンネルはトリポリの国際空港や、外国人記者らがカダフィ政権軍により5日間拘束されていたリクソスホテルまで伸びていると見られる。
トンネル内は複数の大人が横に並んで歩けるほどの横幅があり、通路内を楽に走行可能なゴルフカートも見られた。他にも分厚い壁や巨大なドア、頑丈な錠などが発見された。また攻撃によって火災が発生したと見られる場所では黒こげの天井や、複数の長椅子やベッドも発見された。さらに別の部屋には、ビデオテープが並んだ棚やカダフィ大佐がメッセージを録音していたと見られるテレビスタジオもあった。
サイドナー特派員は「まるで生き残るためのシェルターだ。ここにあるのは文字通り地下都市だ」と語った。
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