★【結婚詐欺 記事あり】:ニセ医者「米田吉誉」のウソ人生
2011年 08月 21日


金と女
2011.8.19
j-cast
被災地で医師を騙り、医療行為まで行っていたニセ医者が2011年8月19日逮捕された。動機は「ボランティア」だったというが、助成金に執着していたという話も出ている。過去には結婚詐欺を働いた、という報道もあり、何が目的だったのか、真相は謎だ。
逮捕された米田吉誉容疑者(42)は4月中旬から石巻市で医師として活動。「米田きよし」という名前でキャンピングカーを駆って現地に乗り込み、その近くで診察行為をしていた。

8月10日付けの朝日新聞「ひと」欄にも取り上げられ、元々カナダの大学病院所属の小児救命救急医だという経歴が紹介された。しかし、「医師ではない」という情報が寄せられ、12日付けの紙面で「経歴に虚偽の疑いがある」としてお詫び文を掲載した。
そして、19日に医師法(名称の使用制限)違反容疑で逮捕された。6月下旬、医師でないのに石巻市で団体職員に「医師国家資格認定証」と記載されたカードのコピーを渡し、医師を騙ったとされている。
逮捕直前にマスコミの取材に応じていて、それらをまとめると、海外での医師免許は持っているが日本のは持っていない。「認定証」はネットで業者に2万円で作ってもらった。日本財団からもらった助成金100万円は炊き出しなどに使い、ほとんど残っていないという。

いったい何が目的で医者を騙っていたのか。17日放送の情報番組「スッキリ!!」(日本テレビ系)の電話取材では「金が目的ならキャンピングカーを自己資産から出したりしない。目的はボランティアだ」と話していた。
ただ一方で、米田容疑者から医療行為を受けた男性は同番組の取材に、米田容疑者が「ホームページに活動実績を載せれば、日本財団に助成金の申請ができる。海外の団体とどうしても交渉したい。成功すれば1億円単位で助成金がおりてくる」などと話していたと証言していた。もっとも、これもどこまで本当か、さだかではないようだ。

米田容疑者を巡ってはさらに、過去に結婚詐欺を行っていたという報道もある。6月下旬、「結婚詐欺事件を起こした男ではないか」という通報があり、石巻市社会福祉協議会が医師免許の提示を求めていた。
「フライデー」(9月2日号)の記事に登場した容疑者をよく知る人物も06年に、結婚詐欺で滋賀県警に逮捕され、実刑判決を受けていたと証言しているという。「週刊新潮」(8月25日号)では、取材を受けた本人が「結婚詐欺で5000万円稼いだ」と話している。逮捕時に報道された「モリオカ」という姓は旧姓だという。
米田容疑者は調べに対し容疑を否認したというが、逮捕直前にはマスコミに「結果的に石巻の人を裏切ってしまった」とも話していた。

ニセ医者「米田」
2006年
偽パイロット結婚詐欺で
懲役3年判決
2006.5.23
婚活net
2006年結婚詐欺情報

(2006.05.23 読売新聞)
滋賀、容疑者逮捕滋賀県警高島署は22日、パイロットをかたり、女性に交際を持ちかけ、100万円をだまし取ったとして、同県高島市マキノ町中庄、無職森岡吉誉容疑者(36)を詐欺容疑で逮捕した。
調べでは、森岡容疑者はインターネットの出会い系サイトで知り合った県内の会社員女性(39)に「パイロットをしている。 結婚前提に付き合おう」と信用させたうえ、昨年12月20日、「交通事故の弁償に100万円を貸してほしい」とうそをいい、翌21日、銀行口座に振り込ませた疑い。
森岡容疑者は大手航空会社の名前を記したバッジを着用。ほかにも、「フライト先で同僚と食事をする費用が要る」などと言われ、この女性は今年2月末までに3回にわたり計約120万円を振り込んでおり、同署が森岡容疑者を追及している。

自らをパイロットと偽り、結婚を持ちかけて金をだまし取ったとして詐欺罪に問われた高島市マキノ町中庄、無職森岡吉誉被告(37)の判決公判が27日、地裁であり、大崎良信裁判官は「計画性が強く、悪質な犯行」として懲役3年(求刑・懲役3年6月)を言い渡した。
判決によると、森岡被告は昨年10月から今年4月にかけ、守山市内の女性(39)ら2人に「代車を弁償するので、金を貸してほしい。月収100万円ぐらいはあるので、半年後には返せる」などとうそを言い、計420万円を詐取した。


医師法以外に
問われるこんな罪
2011.8.19
j-cast
石巻でボランティアと称して医師免許がないのに医療活動をしていた男を、きょう19日未明(2011年8月)、宮城県警が医師法違反容疑で逮捕した。男は住所不定の米田吉誉(42)。4日に石巻から姿を消したが、札幌市内の知人宅にいた。
「スッキリ!!」は7月、石巻社会福祉協議会から紹介されて、当時は「米田きよし」と名乗っていたこの男を番組で紹介していた。

米田は福祉協議会に「国家試験認定」というカードを示して医師と名乗ったが、のちにそんなカードは実在しないとわかり、ニセ医師の疑いが出た。それまでに日本財団から100万円の助成を受けていた。
7月にリポートした阿部祐二が15日に、 名刺にあった携帯電話にかけると、米田は「日本の医師免許はもっていない。医師法違反だ」「金目当てではない」「潔く裁かれる。自首するから放っておいてくれ」などと話した。しかし出頭せず、逮捕されたあとは容疑を否認しているという。

司会の加藤浩次:「日本財団からの100万円は詐欺になるのかな」
弁護士の八代英輝:「可能性がある。またもし医師免許がなければ、医師法違反は当然だが、医療行為をしていたら傷害にもなる」
キャスターのテリー伊藤:「変テコですよね。キャンピングカーで3か月も4か月もやってるんだから。海外の医師資格があるんなら、言えばいいわけで、ボクは詐欺師だと思う」
逮捕時の映像はなかったから、以前の映像が流されたが、同じ映像がきのうはモザイク(ぼかし)がかかっていたのに、きょうはオリジナルのまま。この意味がわからない。単にトラブルにならないようにという安易な判断でモザイクにしたらしい。
ニセ医者にだまされた番組として、何としてでもふん捕まえようという気があるのなら、きのうもクリア画像を出すべきだったろう。それでなくとも、無意味なモザイクかけの多さに視聴者はうんざりしている。

ニセ医者「米田」
どこの馬の骨かわからない
人間を確認せず、取り上げる
朝日新聞はアホ!!と
2011.8.19
newpostseven
天下の朝日新聞が騙された。一体、どんな男にしてやられたのかと思いきや。本誌が直撃すると、関西弁を捲くし立て、自らの嘘を棚に上げ「マスコミはいいかげんやからね」と放言する。う~ん。見るからに怪しい。世間を騒がしたニセ医者は悪びれずにこう言うのだ。
「朝日だけやない。テレビのワイドショーも俺を取り上げとったなァ。でもアレ、やらせやで。『熱中症の人いませんか?』ってその場でADが具合の悪い人を探して、撮りたい絵だけ撮影して帰っていったからな」
朝日新聞の「ひと」欄に、ボランティア団体代表「米田きよし」を名乗る男が登場したのは8月10日のことだった。こう綴られている。
〈ボランティアの専属医を務める〉〈本来はカナダの小児救命救急医〉〈休暇帰国中に大震災に遭遇〉……だが、全てが真っ赤な嘘。朝日は2日後、〈「ひと」欄で紹介、おわびします〉と題した訂正記事を出す異例の騒動となった。さらに男はこう続ける。
「朝日ともあろうものがなァ。どこの馬の骨かわからない人間を、確認せずに取り上げるのはどうなんやろう。向こうがアホやろ。僕は韓国で生まれた北海道育ち。海外の大学で医師資格をもっているのはホントです。ただし、インターンは終わっても現場には出えへんかったけどね」
記事担当者は、30代後半の女性記者だという。以前は検察担当で小沢一郎氏を起訴に追い込んだ「真実を求める会」を他紙に先がけ取材するなど、「優秀」と評判の記者だというが、面目も丸つぶれだ。男は笑う。

ただし、男の詭弁による被害は決して笑えるものではない。ニセ医療を施された人たちの健康不安もさることながら、日本財団は、男が所属するというボランティア団体に100万円を助成している。男の違法行為を近くで見ていたボランティアは憤りを露わにする。
「あの男は医師を装い、お年寄りの血圧を測って、『これは高い、死んでもおかしくはない。あとで降圧剤を届けさせるから飲んどいてや』と。今から考えれば恐ろしい行為ですよ。
彼が活動拠点としていたキャンピングカーの車内には、医師しか処方できない医薬品があった。それで信じてしまったんです」
米田きよしこと米田吉誉(よしたか・42)は19日、医師法違反容疑で宮城県警から逮捕された。キャンピングカーも警察から押収された。

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