★【写真・動画あり】:「中国 水質汚染まとめ」:ミネラルウォーターに虫の卵 他
2011年 07月 25日

ミネラルウォーターに
「虫の卵」混入か
2011.7.23
livedoor
2011年7月22日、中国網は大手ミネラルウォーターブランド「農夫山泉」に虫の卵が混入していたと報じた。北京市通州区ではすでに数百ケースの製品が店頭から回収された。
通州区に住む李さんは21日、スーパーで購入したミネラルウォーターに黄色い米粒ほどの大きさのものが混入していることを発見した。おそらく虫の卵と見られる。李さんはスーパーを訪ね、子どもが病院で検査を受ける費用を支払うよう求めたが、スーパーは拒否した。
「販売員と一緒に店内のミネラルウォーターを開けた。確かに虫が含まれているものもあったのに、問題を認めようとしなかった」と李さんは憤っている。
一方、取材を受けた農夫山泉関係者は、これまで同様の問題があったことはなく会社の生産体制に不備はないと強調しながらも、輸送の間に入り込んだ可能性があるとして、通州区に出荷された数百ケースを回収したと明かした。

発ガン性物質
企業よりの安全基準見直しへ
2008.7.7
recordchina
「中国青年報」の報道によると、中国で生産・販売されているミネラルウォーターには発ガン性物質の一種・臭素酸カリウム(ブロメート)の含有量に関する基準が定められておらず、この10数年間野放しの状態だったという。
国家質量監督検験検疫総局がこのほど改定した「飲料用ミネラルウォーターの基準(案)」では、ブロメートの含有量を1リットルあたり0.01mg以下と定めているものの、この10数年間ブロメートに関する基準は設定されておらず、人々の健康は危険にさらされたままの状態だった。
この一因には、政府の基準決定部門が企業サイドに立った行政を行ったこと、即ち、基準制定当時の国内ミネラルウォーター業界の設備状況から見てブロメートを国際基準に合わせて制限すると大部分の企業が市場から退場をせざるを得ない状況だったため、結局基準の採用自体が見送られたことが挙げられる。
こうした例はミネラルウォーター業界だけでなく、他の業界でも散見される。例えばポリ塩化ビニル(PVC)製の食品ラップの基準は、中国では1988年に制定された国際基準に従い20年間実施して来ているが、世界の多くの国はこれを改定し、基準を引上げている。
しかし政府は「企業の生存」を考慮し、依然として国民の健康を犠牲にしてこの基準を採用し続けているという。

大腸菌が基準値7倍も!
ミネラル水の合格率は87.2%
中小ほど問題多く
2007.7.1
recordchina
品質検査局が国内で販売されているボトル入りの水148種類を抽出し、水質を検査したところ、合格率は87.2%だった。対象となったのは純水101種、天然ミネラルウォーター32種、飲用水15種。
大腸菌の数と導電率、亜硝酸塩、マイナスイオンなどの項目を調べたところ、ある天然ミネラルウォーターは検出された菌の総数が基準値の400倍にも達したことがわかった。また別のミネラルウォーターからは大腸菌が基準値の7倍検出された。
今回の調査から、企業の規模が大きいほど品質はよく、中小メーカーの製品には問題が多い傾向にあることがわかった。

最新のトリビア記事