★バッタの集団見合い? その結末は?全カップル成立か?
2004年 11月 13日
さて、その結果は?o(〃^▽^〃)o
バッタの集団見合いを行なったのは、矢島稔さんだ。これは以前昆虫園勤務だった頃の実験談話。矢島氏は(同種の)バッタのオス・メス各10匹づつ用意し、全てのバッタに背番号をつけ飼育箱に入れた。
この実験でオスメス同数のバッタを見合いさせたら、みんなが平等にもてるのか、全てカップル成立となるのかを調べるために行なった。
だいだいよくもて交尾をしたが、中には相手にされないのもいた。
オスの場合は極端だったという。もてるオスともてないオスの差が歴然としていて、もてるオスは次から次へと交尾しっぱなしなのに、もてないオスは一度も交尾もしないまま終える。私たちにとって、どのバッタ顔も体型も同じようなのに・・もてるもてない差は何だろう?カバのように糞を遠くに飛ばせる方がもてるとかあるのだろうか? 残念ながら矢島氏はこの件に関しては語っていない。
お互い気に入ったバッタのオスメスは、頭をまず向い合わせてくっつけ、次に触角(しょっかく)でお互いを触り合う。それが済むとオスはメスの頭を踏みつけて彼女の背中に乗っかり、方向転換すると上の写真のような「おんぶバッタ」となる。儀式は人間だけでなく、バッタもまた愛のセレモニーを正しい順序で行なう。手抜きをするとメスは行為を満足にさせてない上、振り落されてしまうらしい。
なんと交歓時間は通常6時間、長いものとなると10時間にもなるそうだ。キイキイと羽を鳴らしたり、散歩したり、一緒に草を食べたりと実に和やかだと矢島氏は観察風景を語っている。羨ましく思う方もいることだろう。。
土に穴を掘り、卵の入れ物となる泡を底に十分ひき、卵を産み入れ、最後にまた泡をかぶせて、その上に丁寧に土をかけ、つきかためる。秋にはバッタの成虫は死んでしまうが、卵は泡でつつまれたまま越冬氏、翌年の梅雨明けには赤ちゃんバッタたちが地上にはいでてきます。
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