★【収監前 堀江貴文 モヒカン写真あり】:「ホリエモン 収監当日ドキュメント(3)」
2011年 06月 21日
堀江貴文氏・ホリエモン
「 収監当日ドキュメント(3)」
人生をリセットして帰ってきたい
2011.6.20
ncn
ライブドア事件で証券取引法違反の罪に問われ、懲役2年6月の実刑判決が確定した堀江貴文氏は2011年6月20日、東京高等検察庁に出頭した。堀江氏の自宅から東京高等検察庁までの様子は、密着カメラが入り、ニコニコ動画の「ホリエモンチャンネル」ならびに、ニコニコ生放送「緊急生放送!密着 堀江貴文収監のすべて」で生中継された。
堀江氏は東京高等検察庁そばの弁護士会館前で記者会見に応じ、この日集まった300人を超えるメディアやファンに対し、「人生をリセットして帰ってきたい」と最後のメッセージを送った。以下、堀江氏の収監当日の様子を、時系列ドキュメントで振り返る。
12:51(霞が関の弁護士会館前) 堀江氏、車を降りる。メディアのカメラやリポーターがいっせいに堀江氏に押し寄せる大混乱の中、歩き出す。
12:54 堀江氏が弁護士会館前であいさつ。
「今から東京高検に出頭して、約2年半くらい刑務所でお務めをしてまいります。これまで長い間、ライブドア事件の強制捜査からもう6年くらい経ってしまいましたけど、あと2年半ですべてが終わります。ちょっと長いんですけど、(刑務所の)中でいろいろな本を読んだりとか、ダイエットをしたりとか、そういったことをやって、ちょっと一回人生をリセットして帰ってきたいと思っています。(2年半後に出所する)そのころ世の中はもしかしたら大きく変わっているかもしれませんけど。
これまで、いろいろライブドア時代応援していただいた株主の方には、結果として大きな迷惑をかけることになってしまって、本当に申し訳なく思っております。ただ刑事裁判のほうは終わって、私はそのペナルティとして懲役2年6ヶ月お務めして、しっかり、その辺は罪を負ってしまったので、償って帰ってくるということになると思います。
それ以外のことに関しては、私が信頼しているスタッフの皆が、僕が獄中から多少なりとも発信することがいくつかあるんですけど、そういったものを本当に少しなんですけど、外にちょっとずつ、中の状況を出していって、そして2年半後にまた何か私が、もしですね、社会のために役に立つことがあれば、お手伝いさせていただきたいなと思っています。
私自身はこれからは、保釈されたときにも言ったんですけど、人生急ぎすぎたかなというのがありましたので、2年半自分を見つめ直し、退屈は退屈なんですけど、毎日飲みに言ったりすることがなくなるので、健康になって帰ってきたいと思います。ありがとうございました。行ってまいります」
12:58 続いて記者との質疑応答が行われた。
「(モヒカンについて)これは思い出づくり。モヒカンにすることってないじゃないですか。1回モヒカンにしたらなかなか引っ込みがつかない。中(刑務所)に入ったら坊主にされますので、1日限定のモヒカンということで。これは昨日仲間たちと一緒にご飯を食べて飲んでいたら、モヒカンにしたら、ということで。OKといったのを朝忘れていましたが、スタイリストというかヘアメイクの人が来ていて、おしゃれモヒカンにされました。
(GO TO JAIL=『刑務所に行く』と書かれたTシャツについて)分からないです。ツイッターで『プレゼントします』というのが来たので、もらいました。
(2年半後どんな日本になっていてほしいか?)もっと風通しがよくて、もっと大らかな。皆殺伐として他人の足を引っ張ろうとしか思っていないから、そういうのはやめましょう。経済のパイが縮小したり、取り分が少なくなってきているから、皆必死に人の足を引っ張ろうとしているが、そういうのをやめて、もっと大らかに皆で仲良くして、という社会になっていってほしいです。
(ニコニコ動画の視聴者に一言)皆で盛り上げて、ニコニコ動画が2年半後になくならないようにしてください。
(東日本大震災の被災地の方に)本当に頑張ってください。家もなくなって満足にご飯も食べられない人たちに比べたら、僕は恵まれていると思うので。僕も頑張りますから、皆さんも頑張ってください」
13:00 堀江氏は「もう時間ないんで。怒られちゃうので」と、メディアとファンが囲む大混雑の中、東京高等検察庁へ移動開始。
13:06 メディアの質問・怒号とファンの声援が飛ぶ中、堀江氏は、東京高等検察庁内に入った。
(了)
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