★【収監前 堀江貴文 坊主写真あり】:「ホリエモン 収監当日ドキュメント(2)」
2011年 06月 21日
堀江貴文氏・ホリエモン
「収監当日ドキュメント(2)」
死ぬとき、こんな感じなんだろうな
2011.6.20
ncn
ライブドア事件で証券取引法違反の罪に問われ、懲役2年6月の実刑判決が確定した堀江貴文氏は2011年6月20日、東京高等検察庁に出頭した。堀江氏の自宅から東京高等検察庁までの様子は、密着カメラが入り、ニコニコ動画の「ホリエモンチャンネル」ならびに、ニコニコ生放送「緊急生放送!密着 堀江貴文収監のすべて」で生中継された。
堀江氏は東京高等検察庁へ向かう車中、収監の"実感"がわいてきたのか、プレッシャーを感じたようで、「死ぬとき、こんな感じなんだろうな」「人間の命なんか短いよな」と悲観的な言葉を漏らす場面もあった。以下、堀江氏の収監当日の様子を、時系列ドキュメントで振り返る。
12:28(車に乗り込む) 車が動き出し、六本木ヒルズの堀江氏の自宅から、記者会見する東京高等検察庁そばの弁護士会館へ、移動を開始する。堀江氏はまず、持って行く本を選択。「3冊しか持ち込めない」とのことで、分厚いのを2冊、漫画を1冊選んだ模様。さらに「現金がない」と焦った様子で探した、のち見つかる。やがて落ち着き、同行したニワンゴの取締役ひろゆき氏に語り出す。
「刑務所の中は(毎日)風呂に入れないんだよ。風呂毎日入ってるのに。くさいよ、風呂入らないと。自分がくさいの嫌なんだもん」
「いやー、でも来ちゃったね、この日がついに。来るもんだね。実感したのは昨日くらいじゃないかな。それまで別に全然なくて。急に昨日くらいから、(刑務所に)行くんだな明日からって。もう明日だな、明日の予定がないなって」
「今は結構プレッシャーというか、ストレス」
「(当日なのにメルマガ原稿を書いていたのは)真面目なんだよね、(仕事を)なんかやっちゃうよね。貧乏性なんだよね。そうじゃないと何百億円の会社作れないんじゃないかな。検察官はそれが分かっていない。コスト削減でボールペンを買わないとか言ったら、そんなんで何十億も現金出せるわけないって。"塵も積もれば"をバカにされる。そういう考え方の人はダメだよね。(経済感覚が)ズレてる。毎月給料をもらえるものだと思っているよね、彼らは。お気楽な人たちだよね」
12:43 車が東京高等検察庁に近づくにつれ、徐々にプレッシャーが訪れてきたのか、堀江氏の表情、そして言葉にだんだんと緊張感が帯びていく。
「いやー、今日の夜は拘置所で明かしますよ。不安なんじゃなくて、(拘置所が)嫌なことをよく知っているから嫌。一番最初に入ったときはそうでもなかったのよ。最初は知らないから、そんなこともなかった」
「死ぬときなんか、こんな感じなんだろうなって思って。嫌じゃない? そういうの考えると」
「(刑務所には)1ヶ月、2ヶ月いれば順応するだろうけど、それまでが順応できない。こういう自由を拘束されるのは苦手」
「取調べ中に元彼女の話をされて超切なくなった。『あの子、いい子だったよな』とか。(検察は)えげつないよ」
「でも刑務所って俺初めてだからなぁ」
「なんか実感わかないな。あの拘置所にまた入るのか」
「人生を考えてせつなくなってきた。人間の命なんか短いよな」
「いやー、まいったまいった」
12:50(車が霞が関の弁護士会館前に着く)
車中から弁護士会館前に集まった人の群れを見て「メディアがすげえな。ガチだね。実感わかないね」
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