★(写真つき)【【ホリエモン ラストメッセージ 6 】】:「刑務所を出たら世界中を旅して回る」
2011年 06月 13日
ラストメッセージ 6
「刑務所を出たら
世界中を旅して回る」
2011.6.12
ncn
今月中にも収監される見通しのホリエモンこと堀江貴文氏は2011年6月11日夜、ニコニコ生放送の番組に出演。堀江氏は、田原総一朗氏に刑務所を出てからのことを問われると、「僕は世界中を旅して回る。ノマド(遊牧民)になる」とし、その理由について「メルマガやコンサルティングとかも全部ネットで出来るから決まった所に住む必要が無い」と説明した。
30代で首相になろうと思っていた
アシスタント: 話の途中だがここでメールの紹介をする。北海道、男性から頂いた。「また政治の世界に挑戦する気持ちはあるか。政治家が頼りない今こそ、堀江氏のようなブレない人間が国会には必要だと思う」
堀江貴文氏(以下、堀江): もう、「宇宙開発」とかやっていたい。
アシスタント: では、「ない」と。
堀江: 絶対ないとは言わないが、大変だ。
田原総一朗氏(以下、田原): 最近は毎日、新聞に「ポスト菅」の名前が出て来るが、ロクなのがいない。あれならまだ菅のがいいと思う。
堀江: だけど出てきたら40歳。
アシスタント: 年齢は全然関係ないのではないか。
堀江: やっぱり僕もどんどん保守的になってくると思う。
アシスタント: だが世間的には牙をむいた堀江氏が見たいという感じもある気がする。
堀江: だけど40歳から政治をやり始めたら、頑張ってもし首相になったとしても50歳くらい。やっぱり僕はもっと若返って欲しいと思う。
田原: (元首相の)小泉(純一郎)氏に頼まれて(2005年の衆院選に)出た頃は何歳で首相になろうと思っていたのか。
堀江: もう今、首相になって、(任期が)終わっているくらい。
田原: つまり30代で首相。
大企業以外なら就職先はいっぱいある
アシスタント: 世代の話があったが、こういうメールもある。福岡県の男性。「今若者の就職率が下がっていて、ニートの問題も叫ばれているが、堀江氏が今、若い世代の人たちに望むものは何か」
堀江: 別に望みはない。好きに生きればいいと思う。別に僕が望むべきことでもない。好きなようにやればいい。
田原: 今就職率が悪い。「みんな可哀そうだ」と言っているがどうか。
堀江: だって仕事が無いのだから仕方がない。
田原: どうすればいいか。
堀江: 自分で仕事をやればいい。
田原: 何をか。
堀江: 何でもいい。
田原: みんな大企業に就職したいと思って、「(就職先が)ない、ない」とだけ悩んでいる。
堀江: そう、大企業以外は就職先がいっぱいある。いいと思っている仕事が無いだけ。
アシスタント: そういう印象ではない。もう就職が無いという風な感じでメディアが言うと、「あ、もうないんだ」という風な感じがする。
田原: マスコミが書いているだけ。
堀江: あるある、全然ある。仕事はいっぱいある。
「刑務所を出たら、世界中を旅して回る」
アシスタント: こういう質問もある。大阪府男性。「堀江氏が収監されている間に日本経済はどうなっていると思うか。また逆にどうなって欲しいと思うか」という質問。
堀江: わからない。あまり変わらないのではないか。
アシスタント: 誰が総理大臣になっても変わらないということか。
田原: 僕は良くなると思う。東日本大震災、これで少なくとも20~30兆の資産がなくなったわけだ。これを復活するには20~30兆の金が必要だ。これは国債とか、消費税の税額を上げるとかするだろう。でも需要がある。需要があったら、景気が良くなる。昔、よく子どもにこんなこと言うと乱暴だと言われるが、「景気が悪くなれば戦争しろ」と言われた。戦争でいっぱい使っていっぱい壊れるから、景気が良くなる。ちょうど戦争と同じことが起きた。あまりピンとこないか。
堀江: ただ震災復興需要の中で、一時的には良くなるかもしれないが、それは結局継続しない。そういう復興需要的なものはやっぱり、土建屋さんが儲かったりして、ハイテクノロジーとかではない。そこから何か生まれてくる新しいものはないわけで。付加価値は生まれてこない。借金が増えて、終りなのではないか。
田原: いっぱい津波にやられたのだから、新しい都市を造ればいいのだと思うが・・・
堀江: 新しい都市は多分出来ないと思う。また元々住んでた所とかに勝手に仮設住宅とか造って・・・
田原: また流される。
堀江: まあ、僕らが生きている間には流されないかもしれないが、何百年後かには流されるのではないか。
田原: 堀江氏は将来にあまり明るい展望は持っていないのか。
堀江: 日本はそうかも。
田原: だって堀江氏がいるのに、なんで暗いのか。堀江氏がいれば、僕は明るい展望を持てる。
堀江: 僕は世界中を旅して回る。ノマドになる。
田原: これはあちこち歩くわけだ。ロケットはどうするのか。
堀江: ロケットは日本でやる。
堀江: ノマドは遊牧民のこと。いろんな所を転々として行って定住をしない。
アシスタント: それは世界中を回って行って何をするのか。
堀江: 普通にネット上で仕事をしながら。例えばこのニコニコ動画も、今ここのスタジオで出てるが別に二元中継でもいい。あるいは僕が海外にいる時に田原氏に来てもらって、そこでやってもいい。どこでやってもいい。僕のメールマガジンの仕事とか、コンサルティングとかも全部メールで出来るから、どこか決まった所に住む必要が無い。例えば日本は冬の間寒いので、南の島とかに2、3か月くらいいたとしても何の問題もない。
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